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vol.1096 「あなたがいるから頑張って来たのよ」

vol.1096 「あなたがいるから頑張って来たのよ」
 さざん亭徳山店 村中 智美
 入社して3年経ち、厨房も入る機会が増え、調理に関してもできることが増えてきましたが、接客に関してはまだまだ学ぶことがたくさんあります。
 3か月前からよくご来店いただいているH様の話です。 常連様になられたきっかけは、H様が以前注文されたメニューを私が覚えていたことです。それからはさざん亭がとても気に入られたようで、2日に1回のペースで来られている超常連様になられました。特にハンバーグがお気に入りのようで毎回のように頼まれています。
 先日は「暑い中、来ようか迷ったけど、あなたがいるから頑張って来たのよ!」と言っていただき、とても嬉しく思いました。いつも、私が感動しているばかりなので、私の方からも色々なお話をしていきたいです。
 次は今までと違うメニューを注文するとおっしゃったので、ホールの皆にも伝え、ご来店されたらすぐに作れるようにしておきます。お客様に喜んで再来店していただけるおもてなしが出来るよう、先輩方を見習って、色々なことにチャレンジしていきます。
2013.8.10

vol.1095 「当たり前のサービスをバカになってちゃんとやる」~ ABCの徹底

vol.1095 「当たり前のサービスをバカになってちゃんとやる」~ABCの徹底
 さざん亭三次店 高杉 直樹
 先日、お客様よりお褒めのお葉書をいただきましたので花一輪を投稿します。
 その日の天候は雨でした。そのお客様はご家族でご来店され、小さなお子様も居られた為、お席はお座敷席をご希望されていました。
 私は直ぐにお座敷席にご案内して、お子様の椅子をお渡しした後、その隣の席の片付けをしていました。私は片付けをしながら、ふと先程のお子様を見ると、雨に濡れて寒そうにされていました。直ぐにタオルケットをお持ちして、お子様にお渡しました。それでもまだ寒そうだったので、エアコンの温度も上げて調節しました。
 その行動は私にとって普段と変わらない「当たり前のサービス」でした。しかし、本当にちょっとした気遣いなのに、凄くご両親はお喜びになられ、本当に助かったと感謝の言葉をいただきました。そして帰り際にも、何度も頭を下げられ「ありがとう!」とお礼を言われ、逆にこちらが恐縮するほどでした。
 私はもうすぐ入社して3年になりますが、サービス業を選んで本当に良かったと思いました。そして“『花一輪』って、日々どんな所にも咲くところが一杯あるな”と思いました。
 今回のように、何気ない気遣いでこんなにお客様に喜んでいただけた経験を、これからも大切にして「当たり前のサービスを、バカになって、ちゃんとやっていく!」ABCを徹底します!そして現状に満足せずに初心に返り、お客様に満足していただけるように日々、花一輪を咲かせていきます。
2013.8.8

vol.1094 「トイレに花一輪」

vol.1094 「トイレに花一輪」
 顧問 田村 賢治
 今月、経営基本方針説明会に社長に随行いたしました。社長の説明の中【環境整備】の項目で「トイレの清掃には細心の注意を払い、必ず花一輪を!」とあり、すみませんが、各店のトイレを覘かせていただきました。
 トイレに生花が飾ってあった店舗は魚好人、さざん亭柳井店、さざん亭宇部店、仕出し周南店の4店舗でした。尋ねてみると、魚好人は山田さん(通称 やまちゃん)がいつも季節のお花を持参し交換。さざん亭柳井店は大下さんを始めとして気がついたパートさんが交換。さざん亭宇部店はお昼のパートさんが一ヶ月間の当番制で行っているそうです。この事は前任の河越店長当時より継続して行っているそうです。「継続」・「徹底」は素晴らしい!仕出し周南店はパートの森さんが中心だそうです。
 実際トイレに覘いて、生花が飾ってあると気持ちが和らぎ、「ほっ!」とした気分になりました。・・・小生だけでしょうか?皆さん本当にありがとうございます。頭が下がります。これこそ来年度の基本方針である《A:B:C》を実行されているのではないでしょうか!感謝!感謝!です。
すみません!ベルゼのトイレは、小生が気をつけます。
「自分がやらねば誰がやる」
「花には水を、人には愛を」
2013.7.30

vol.1093 「出産祝いの子供服」

vol.1093 「出産祝いの子供服」
 のん太鮨山口店 武田 真吾
 のん太鮨山口店の常連様で、私と同年代の4人家族のお客様がいらっしゃいます。子供が同じ年だった事もあり、私から声をお掛けして、かれこれ2年になるお客様です。
 私の妻が妊娠して「生まれる子供も同じ年ですね。」と来店される度に家族の話で盛り上がっていました。今日もいつも通りお話して、お鮨を食べられてお帰りの際に、レジで旦那様に「武田さん、ちょっといいですか?」と声を掛けられました。お客様のところに行ってみると、なんと出産祝いの子供服をいただきました。突然の事で私は「え~本当ですか!」と大きな声が出てしまいました。旦那様が「子供も僕も武田さんとお話しするのが楽しいし、いつもよくしてもらっているんで・・・ほんの気持ちです。」と言っていただき、私は感動で目が潤んでしまいました。
 私は子供と話すのがもともと大好きなので、何も考えずお客様のお子様とよく話していただけだったのに、お客様からこんなすばらしい気持ちのこもった贈り物をいただいて感動一杯になりました。私はお客様と直接触れ合う飲食業が大好きです。これからもこういったフレンドリーなお客様を沢山作っていきます。本当にありがとうございました。
2013.7.19

vol.1090 「バースデーカード」

vol.1090 「バースデーカード」
 ベルゼ 川嵜 真希子
 昨日の事、前の日の宴会『柳井高校野球部父母の会』のご利用の幹事様に
お忘れ物の連絡を、フロントの小松さんが入れていました。程なく、幹事様が忘れ物の引取りに来館された時に、お客様のお話しを聞き、驚いたように報告してくれました。
内容を紹介します。
「会長ってすごいですね~。」
「野球部の生徒さんにもバースデーカードを書かれるんですって!」
「父兄の方からお礼を言われました。」
会長は、私たち社員の誕生日には、必ずメッセージカードを送って下さいますね!
 柳井体育協会の会長をされておられ、今から、夏の甲子園を目指し白球を追う子供達へも応援の気持ちで送っておられるんだと思いますが、なかなか出来る事ではないと思います。
自分の家族・お客様に、どうしたら喜んでいただけるか!?
まだまだ、会長に見習う事が沢山ありますね。
2013.5.21

vol.1089 「お客様のことを第一に考えられる社員になりたい」~新入社員の花一輪

vol.1089 「お客様のことを第一に考えられる社員になりたい」~新入社員の花一輪
 八丁櫓 玉木 綾香
 私は2週間の研修を経て八丁櫓に配属が決まり日々頑張っています。
 先日、入社して初めてのGWを迎えました。とても忙しくてミスも多々ありました。その中でもお客様に迷惑をかけてしまったことがありました。私がお客様のオーダーを受けて、それをハンディに打ち込むのを忘れていたのです。お客様に「酒はまだか?」と言われるまでオーダーを通してなかったことに気付きませんでした。すぐに謝りましたがお客様に「もう、いらない!」と言われてしまいました。
 近藤さんに伝えると、すぐにお客様にサービスでお酒を持って行かれました。お客様のことを第一に考えて満足してもらえるように瞬時に行動できるのを見てすごいなと思いました。オーダーミスをしないのが一番良いのですが、お客様のことを第一に考えている近藤さんを見て、私もこのような社員になりたいと思いました。
 まだまだ覚えることがたくさんあり大変ですが「大きな声」「笑顔」は徹底して頑張りたいと思います。“お客様と接するのはとても楽しい”と改めて感じることができたので、積極的にフレンドリーに話しかけたいと思います。盆、正月など忙しいシーズンも、今回のGWで学んだことを活かして頑張ります。
2013.5.9

vol.1088 「常連様の顔と名前を覚える」~新入社員の花一輪

vol.1088 「常連様の顔と名前を覚える」~新入社員の花一輪
 さざん亭徳山店 竹内 豊
 私は4月からフジマグループに入社し、無事研修も終わり、4月20日からさざん亭徳山店に配属が決まりました。約2週間の新入社員研修で学んだことを活かして頑張っています。
 徳山店の先輩方は、毎日来られるお客様や、週に1回来られるお客様など、様々な常連様を本当によく覚えられていて“すごいな”と思います。先日、ある常連様が抱っこされていた赤ちゃんの顔を見て、山本先輩が「前、来られた時より目がはっきりしてこられましたね。」と言われていました。
 私は常連様の名前と顔を覚えるのも大変なのに、赤ちゃんの顔も覚えていてとても感動しました。私もこれから、たくさんのお客様に常連になってもらうために、大きな声で挨拶をし、自分から話しかけるなどの接客をして、一期一会を大切にしていきたいです。

vol.1087 「活力朝礼で得られたもの」

vol.1087 「活力朝礼で得られたもの」 2013.01.22 
 パワー全開!輝く笑顔、自分がやらずに誰がやる、すぐやる、必ずやる、できるまでやる
  さざん亭徳山店 原田 幸恵
 先日(昨年)私が対応したあるお客様の出来事です。
 徳山店は活力朝礼を10時35分から行っています。そんな中1組のお客様がご来店されました。私は、「朝礼中ですので終わるまでこちらへお掛けになってお待ちいただけますか!」と言ってウェイティングルームで待っていただきました。
 いつものように、最後に『フジマグループスローガン』を斉唱し終えると、突然お持ちいただいていたお客様から拍手をいただきました。今までも朝礼中にお持ちいただいていたお客様もいらっしゃいましたが、拍手をされたことは初めてでした。そのことに私もですが、他の従業員もただただビックリしてしまい、中途半端なお礼で済ませてしまいました。
 私はそのお客様と接する機会がないだろうかと、チャンスを伺っていました。そしてようやくレジで私が対応することができました。
「お客様、先程は朝礼を褒めていただきありがとうございました。朝礼を褒められた事が初めてで、ビックリしてしまってちゃんとお礼の言葉を申し上げられなかったので・・・」と言うと、お客様は「そうなの!元気の良い朝礼だったわ。感動したのよ。私も柳井で30年以上お店を経営していたから、フジマさんのことはよく知っているし・・・。ここは感じが良いお店だからまた来させていただくわ!」と笑顔でお帰りになられました。
 毎日行っている活力朝礼。当たり前にやっているだけと思っていたのに、お客様に感動を与えることができるのだとびっくりしました。朝礼を通して、お客様とご縁があり距離が縮まりました。

vol.1086 「ソフトクリームアート」

vol.1086 「ソフトクリームアート」2012.11.29
さざん亭柳井店  岡本 裕子
常連のお客様であるN様が私の事をご意見はがきに書いてくださいました。その文章の中に「さざん亭の岡本さんは私の大好きなアイスクリームクマさんにろうそくを3本つけてくださり感謝・・・」というように書いてあります。「アイスクリームクマさん?」と不思議に思った方もいると思います。
去年のN様の誕生日に、私が「HAPPY BIRTHDAY」と書いてあるかわいいろうそくを持っていたので、それをソフトに立てて持っていくと、とても喜んで、そのソフトを写真に撮って帰られたのを覚えています。 そして11月8日、おはがきを出された当日、その写真を見せながら「岡本さん、去年はありがとうございます。今日誕生日なんですよ。今年もろうそくよろしくね。」と言われました。
「そんな言い方されたら絶対期待を裏切ってはいけない」とちょっとプレッシャーを感じました。N様がレアチョコケーキを頼まれ持って行くと「ろうそくがない。」と言われました。N様はご自身が注文されたレアチョコケーキにのソフトの上にろうそくが乗ると思っていたのでしょう。でもあいにくあの「HAPPY BIRTHDAY」と書いてあるかわいいろうそくがありませんでした。去年より地味なソフトになってはお客様が悲しむと思いました。
「どうしよう・・・。ソフトにココアをまぶしてろうそくを立てて持って行こうか?それではオーソドックスでおもしろくない。」色々考えました。そこでずっと前にソフトクリームの日世さんの印刷物にソフトクリームをアレンジしてクマさんやワンちゃん、鳥さんなどの作り方が載っていたことを思い出しました。そして今日、私は普段はお菓子を食べないのですが、たまたま食後に食べようと、いちごポッキーと昔懐かしの明治の「ヨーグレット」を買っていて、コレでクマさん作れるかも?と思いました。「よし!作った事ないけどやってみよう!」 ずっと前に見たクマさんの作り方を思い出しながらソフトを巻きました。
作り方は
①ソフトを2巻きして顔の土台を作ります。
②ソフトは切らずにつなげたままそのままソフトを横に倒して1巻して鼻の部分を作ります。
③ポッキーの苺部分を小さく2つ折って目の部分を作り縦に飾ります。
④クッキー生地の部分を小さく折り鼻を横に飾ります。
⑤ヨーグレット(タブレット)を2つ頭につけ耳にしてかわいいクマさんのできあがりです。
※ワッフルコーンを耳の形にちぎっても可
※目と鼻はチョコベビーでも可
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クマさんの頭に3本ろうそくをのせてお客様に持っていくと「まぁ!かわいいクマさん!」と、とても喜んでおられまた写真を撮られました。「岡本さんありがとう!おかげてとてもいい誕生日になりました。」と頭をさげられお礼を言われました。お客様の年に一度の誕生日を喜んでもらえて良かったです。そしてお客様の期待を裏切る事なく演出できてひと安心です。
アニマルソフトクリームアートよかったら真似してください。子どもさんや女性には喜ばれますよ。アルバイトの女の子に試しに(私のおごりですが)このクマさんソフトを出したところ大好評でした。“これは使えるな”と確信しました。バイトの女子高生達は写メをとって喜んでいました。来年のN様の誕生日やその他のお客様のために他の動物も練習しないといけませんね。
後日11月12日にN様がお連れの方3名で来られまたお礼を言われました。
そして今度はお連れの方が「私は1月21日が誕生日なの。また来るからよろしくね!」と言われました。これは本格的に練習しないといけなくなりました。今シロクマさん以外にも動物を色々考え(今のところ10種類考案しています)私はほとんど毎日ソフトを食べるのでそのソフトでほぼ毎日練習中です。このアニマルソフトかわいいから普通にデザートにしたら売れると思います。石田店長、次の季節メニューデザートに採用してみてはいかがでしょう! 後日お礼のはがきも店に届きまたまた嬉しくさせられました。
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vol.1085 「大切な落し物」

vol.1085 「大切な落し物」 2012.11.11
      さざん亭柳井店  岡本 裕子
 10月末の夜8時半頃、アルバイトの黒田さんが「岡本さん、店のまわりにこんな紙がいっぱい落ちています。どうしましょう。」と紙をみせてくれました。私はあわてて外に出ると、店の入り口から道路100mにかけて紙が散乱していました。パートの沖原さん、厨房の堀田さんが駆けつけ、黒田さんと私の4人で道路に散乱している紙を拾いました。ノートとファイルがあり散らかっていた紙はざっと100枚近くありました。
 その内容を見るとすべてケーキのレシピでした。落とし主が手書きされたもので、絵付きで事細かく書いてありました。一目で大切なものだとわかりました。落とし主もきっと困っているだろうと思い、みんなで紙やノートに落とし主の名前が書いてないか探しましたが、あいにく書いてありませんでした。
 手がかりはレシピの隅に雑誌のコピーが貼ってあり3月掲載デザートのケーキのレシピが載っていました。ネットで調べると広島のタウン情報誌であることがわかり、この雑誌社の取材したパティシエさんだろうと推測で思いました。次の日の朝一番に雑誌社に連絡しました。“これで解決!”と思っていましたが、そのような取材をしたことはありませんという返答で振り出しに戻りました。
 「いき詰まったら現場へ戻れ」よく刑事ドラマで聞く言葉を思い出し、もう一度雑誌のコピーが載っていた紙とにらめっこして手がかりを探しました。その雑誌のコピーの中にもう1冊雑誌が2㎝くらいの枠であり、その中に小さく「備後」と書いてありました。その雑誌社は広島だけでなく東京や大阪・備後・沖縄など支社が10社ありました。早速その支社に電話しました。最初は説明しても理解されなかったのですが、コピーを送り、ねばり強く説明し状況を伝え探し出してもらいました。やはり私の目に狂いは無くビンゴでした。11月3日に取りに来られました。とても喜んでくださりお礼にお菓子の詰め合わせを頂きみんなで食べました。
 最初は異様な光景にビックリしましたが、探偵みたいに落とし主を探すのが楽しかったです。この方が考えたデザートを食べて見たかったです。すごく凝っていて見た目も可愛くめちゃめちゃおいしそうでした。入社して11年ですがこんなことってあるんですね。なかなか面白い出来事でした。