カテゴリー別アーカイブ: 花一輪

vol.1165 「お茶がぬるい」

vol.1165 「お茶がぬるい」
本社管理部 追田 美智子

先日、クレームの電話をとりました。本社にかかることは滅多にないのですが、よっぽどお怒りの時や、お店に直接言えない時、店の電話番号が分からず、ポイントカードに記載の番号で本社にかけてこられるお客様などがそうです。
今回のお客様は、「お茶がぬるい」とのクレームでした。精算時、料金の計算ミスもあったようですが、それよりもお茶のことを強調されており、そして、以前にも同じクレームで本社にかけたというのです。(別の方が電話をとっていたことが確認済み)
そのお客様は年配の男性。よくお一人で食事に行かれるとのこと。「猫舌なワシでもぬるいと感じるんだから、よっぽどだと思わんか!」と。料理ではなく、無償のお茶のことですが、2回もお電話いただいていること。もちろんお茶も美味しくないと料理も美味しくないので大事なことですが、“フジマのことを本当に心底気に入って下さっている”有難いことだと感じました。
私がこのお客様の立場ならわざわざ電話をすることもないし、そのお店にはもう行かないかもしれません。
いろいろなお客様もいるとは思いますが、お客様の「声」は本当に大切にし、満足して食事をいただけるお店でありたいと思いました。

2015.07.19

vol.1163 「看板を背負って行動」

vol.1163 「看板を背負って行動」
本社管理部 前田 正幸

一昨日の事です。仕事を終えて帰宅の為、自家用車を運転して数百メートルの所で、一部道路が狭くなっており、かろうじて離合できる所があります。
その日は、たまたまそこにある会社の無人の軽四のライトバンが、あまり幅寄せしていない状態で止まっていました。離合が厳しく少し待っていると、荷物を抱えた運転手が、お客様の家から出てきて、荷物を車に積み込み、何のアクションもなく、涼しい表情で運転席に乗り込み車を走らせました。
「すみません。」の一言、せめて、会釈の一つは当然と思っていたので、唖然としました。一瞬、そこの会社には一生涯お世話になることはないだろうと思ってしまうほど、ある意味ショックでした。
基本的な運転マナーの励行は、絶対に必要だと思います。よく狭い道路ですれ違う場合、先に停車してくれた運転手に対してのお礼の表現方法として、男性は、手を上げる場合が多いと思いますが、女性は、軽く会釈するのが、感じが良いのではないかと思います。やはり、お礼の気持ちを表現することは、大切な事だと思います。
前述の様に、営業車両利用時においての、お礼の表現の必要性は言うまでもないと思います。ある意味、看板を付けて(背負って)行動しているのだから…
フジマグループにはそんな社員はいないと思いますが、お客様はよく見ておられるもので、我々の些細な行動一つで、その会社(店舗)のイメージが一変してしまう可能性もあります。
もし心当たりがあれば、謙虚に改めたいものです。少なくとも「人の振り見て我が振り直さず」だけは避けたいですね。

2012.07.12

vol.1161 「2回目に行くと」

vol.1161 「2回目に行くと」
ベルゼ 小松 早織

家の近所に月に1~2回行くコーヒーのおいしいカフェがあります。
メニューの中にバナナを使ったデザートがたくさんあります。バナナが食べられない私は、「バナナを除いてもらっていいですか?」とお願いしました。快くOKしてくれて、他の果物をつけてくれました。ここまでは、どこのお店でもよくしてくれますが……
その1ヶ月後、2回目に行った時、「バナナが食べれませんでしたよね。」と何も言ってないのに、違う内容のデザートを出してくれました。とても驚き嬉しい出来事でした。
お客様にとっては、同じ店員さん一人ですが、店員さんからは大勢のお客様の中の一人です。1ヶ月前に来たお客様のことを覚えてなくても不思議ではありません。でも覚えてもらってる方はとても嬉しいです。
“見習うところがあるなぁ”と他のお店に行ってよく思います。
ちなみに、下松の華陵高校の近くにあるMOJO Rhythm Cafeという名前のカフェです。コーヒー好きの方は、是非行ってみてください。

2015.07.12

vol.1160 「端午の節句」

vol.1160 「端午の節句」
本社管理部 前田 正幸

5月4日にベルゼで初孫の端午の節句の祝いをさせていただきましたが、その際、温かい対応をしていただいたので紹介させていただきます。
まずは、先般ベルゼでの花一輪に登場された、ベルゼで一番若い接客係の原のぞみさんの「おもてなし」についてですが、宴会の開始早々、記念撮影をしようとカメラを手に取った次の瞬間、明るい声で「私、撮りましょう!」と声がしました。片手で主役の孫をあやしながらの撮影でしたが、仕上がりも、バッチリでした。
さらに、会食に入って早々の事、「一人、生の魚介類が苦手な者がいるので、メニュー表でもあればお願いしたいのですが….」との問いかけに対しても、すぐに「メニュー表はありませんが、松本部長に相談してきます.」とのこと。それから、わずかな時間の後、運ばれてきたのが、天ぷら、ちらし寿司、煮魚でした。速やかなこの対応には、美味しくいただいた本人はもとより,みんな嬉しくなりました。
おいしい料理もさることながら、素早いありがたい対応に、皆さんから「堪能しました。またお邪魔したいです。」との言葉を聞き、私も思わず鼻が高くなりました。
松本顧問、原さんをはじめ、ベルゼスタッフのみなさんのお蔭で、記憶に残る大満足の初節句を行うことができました。この場を借りて改めてお礼を言わせていただきます。
ありがとうございました!

vol.1159 「下二桁運動に参加して」

vol.1159 「下二桁運動に参加して」
さざん亭徳山店 竹内 豊 & 林 一博

今回、初めて下二桁運動に参加して、いつもとは違う接客ができ、とても新鮮でした。老人ホームの食事では寿司が出ることがあまりなく、何を食べたいかアンケートをとったら、寿司が一番だったそうです。その願いを叶えることができ、また下二桁運動に参加することができ嬉しかったです。お客様もとても喜んでおられて、中には私たちを仏様のように拝んでいる方もおられました。
また、いつもとは違う仕事仲間、先輩方と仕事ができ、とても勉強になりました。特に川嵜副支配人の接客姿に私は感動しました。近くで見ていて、“お客様とお知り合いなのかな”と思うくらい、お客様との距離が近く“私もこんな接客をしよう”と思いました。
今回の下二桁運動で学んだことを業務で活かして、これからも食を通してお客様に感動を与えていきたいと思います。           (竹内 豊)

今回初めて下二桁運動に参加させてもらいました。清水マネジャーをはじめ、のん太鮨、ベルゼの方々がテキパキとした会場準備をしていく姿を見て、どうしたらおじいちゃん、おばあちゃんに喜んでいただけるかを、本気で考えている気持ちが私にも伝わってきました。
本番が始まりマグロの解体ショーを目の前で見たのですが、太鼓での雰囲気作り、清水マネジャーの解説で会場はとても盛り上がりました。おじいちゃん、おばあちゃんの顔を見ると、イキイキとして楽しそうに笑っておられました。私も楽しい気持ちになりました。
実際に寿司を食べて頂いたのですが、ネタが新鮮なのが見て分かるほどで、解体したマグロは脂がのって提供する私まで食べたくなりました。お食事中に話しかけたら、「今日はこんなおいしいもの食べさせてくれてありがとう。元気になった。感謝しているよ。」と言われ本当に嬉しかったです。
施設のスタッフさんもすごく喜んでくださり、私は心の底から“参加できて良かった”と思ったのと同時に、先輩方や上司の方の動きを見て、自分に足りなかった積極性やお店とは違う形の接客を体験することが出来ました。入社してすぐにこんな経験をさせていただき、ありがとうございました。また来年も参加して多くの笑顔を見たいです。              (林 一博)

2015.07.12

vol.1158 「食の安全」

vol.1158 「食の安全」
仕出し周南店 福田 雅貴

今回は、あるパートさんの勇気を紹介します。
皆さんも、安全の為に会社指定の滑りにくい安全靴を使用していると思います。当然仕出し周南店も全員活用していますが、普通色は黒が定番ですね。何故?そうです。汚れが目立ちにくいからです。
私の知る限り、安全靴導入後初めて、白色靴の発注依頼を受けました。何故と思いつつも発注しました。納品後使用されると、周囲の方は「汚れが目立つのに」とか、「一人だけ」とか、色々と陰での意見がチラホラ。本人にさりげなく聞いて見ると、何と「汚れたらすぐ気付き綺麗に出来る。」「何時も清潔でしょう!」との返答。コレには参った。固定感念をみごとに打ち破り、柔軟性を発揮。確かに仕事も几帳面だ!
梅雨時、食中毒を警戒し何時も注意しているが、朝礼で紹介し改めて、安全への意識付けが出来ました。
良い意味で実例を提供して頂いたS.Oさんに感謝です。年齢は私と同い年ですが……へへへ!ばらした。

2015.07.12

vol.1157 「お辞儀」

vol.1157 「お辞儀」
本社管理部 前田 正幸

本日、お昼前に社長に来客がありました。私は、昼食の弁当を食べ終えた後、天気も良かったので本社の周辺をぶらぶらしていました。
そうしていると、社長との打合せを完了した来客の若い男性が、二階から階段を下りてきました。彼は、会社から20メートル程度行ったところで、突然振り向いたと思えば、次の瞬間、本社に向かって深々とおじぎをされたのです。
私は、初めての光景であり、嬉しくなり思わず「お疲れ様です。気を付けて帰って下さい。」と声をかけていました。するとその青年は私に対しても、満面の笑顔で、深々とお辞儀を返されました。そういう状況も相まって、その青年がとても輝いて見えると同時に、すがすがしい気持ちになりました。
当社の経営理念にもある「感謝の気持ちを忘れず、誠意と熱意を持って、お客様に最高のサービスを提供します」に通じる行動のように感じました。“なかなか真似のできる行動ではないかな”と思いつつ、何より「感謝」の気持ちを忘れないことが大切だと改めて思いました。
今日の天気のように、いつまでも爽やかさの残る出来事でした。

201507.12

vol.1156 「やりがいのある仕事」

vol.1156 「やりがいのある仕事」
ベルゼ 原 希美

私は高校を卒業し就職しましたが、その会社は決められた事をただ黙々とするだけでした。何も考えず毎日時間が過ぎて、終業時間を待つだけの勤務でした。楽しくなかったのか、体調を崩し入院もしました。結局、体の事を考えて、会社を辞めました。そんな時、高校の時に短期間アルバイトをさせてもらっていたベルゼで、もう一度働かせてもらう事になりました。

高校の頃は、それまでアルバイトもしたことがなく、何もかもが初めてで、宴会の準備は勿論、お客様への接し方も分からず、会話も出来ず、毎回ポカーンの連続でした。 今では先輩達の指導のお陰もあり、見様見真似でしてきた事も徐々に身についてきました。またお客樣に顔も覚えていただき、「のんちゃ~ん!」と呼ばれ、お話も出来る様になりました。

まだまだ分からない事も沢山あり、お客様や先輩方に迷惑を掛けてしまう事もありますが、「若いから仕方ないね~。」と言われるのではなく、「若いのにしっかりしてるね!」と言われる様に、これからも頑張りたいと思います。

2015.06.25

vol.1155 「ネタ切り超人」

vol.1155 「ネタ切り超人」
のん太鮨下松店 石田 純司

のんた鮨下松店は、皆さんご承知の通り、顔はとっても強面なんですが(笑)、心はすごく優しく従業員想いの中内調理長が、男の背中を見せてくれています。

私が下松店に赴任して来て1年が経ちましたが、何せ下松店はバックヤード・厨房・店内はコンパクトで、日々物の置き場・厨房機器の配置等で苦難が生じます。でも中内調理長の素晴らしいアイデア・工夫で見事にその悩むところを改善してくれています。

ある日、「これ凄い考えで工夫していますね~。」とフジマックの清水さん(MGか?と思うくらい名前も一緒で背が高い)。清水さんの見ている先には、家庭用パラソル物干しに、シャリシートを干しているものがありました。それは紐でつるし、通行に邪魔な時は天井近くまで吊り上げられるよう、紐を引っ張ればスイスイと上がるよう工夫がしてあるのです。清水さんはそれを見て「達人ですね。勉強になります」と一言!確かに普通では思いつかない事です。それを難なく考え、そして実行に移す調理長がチョー凄い!まさに感動です。

先日もお店で使っている二層式の洗濯機が壊れ、仕方なく購入させていただきました。お店の裏に置くため、雨ざらしになるので壊れるのが早いのかと調理長と話していたら、すぐさま使わなくなったメタルラックに、ブルーシートを横と上に貼り付け、その中に洗濯機を収納し、雨よけを難なく作ったのです。本当に凄い!速攻で行動、ビックリします。

調理の面やお店の営業、そして今までの培った経験等々も、本当に日々私は勉強をさせていただいています。 調理長も今年65歳を迎えます。最近、体の調子も悪くなることもあり心配ですが、まだまだ私は習うことは山ほどあります。下松店の売り上げが好調なのも、調理長の魚を捌き美味しいネタにし、お客様に喜んでもらおうとする気持ち、そして従業員に対しての優しい思いやりがあるからこそだと思います。これからもまだまだお店を支えて頂かないと大変困ります。老体にムチ打ちながら、寝たきり老人ではなく、ネタ切り超人を継続してください!

各店にも色々な工夫をしてお店を下支えてくださる従業員さんが沢山いると思います。みんなどこかでお店の事を考え、お店の役に立ちたいと思っています。
私も素晴らしい従業員さんに感謝しながら、お店で明るく楽しくチーム一丸となって営業していきます。

2015.06.11

vol.1154 「より良い時間を過ごしていただくために」

vol.1154 「より良い時間を過ごしていただくために」~パートさん同士で相談
さざん亭柳井店 村中 智美

先日、いつものようにデシャップをしていると、刺身が通常より細かく切られていることに気がつきました。

その料理を注文されたお客様は、さざん亭柳井店では有名な常連様です。最初にホールのパートさんが刺身を残されていることに気が付き、それから厨房にそのことを伝えて、刺身は食べやすいように細かく切るようになったそうです。そのおかげで前回は綺麗に完食されていました。

パートさん同士で意見を出し合って決められたので、とても良い事だと思いました。お客様により良い時間を過ごしていただくために、良い意見はどんどん取り入れて行きます!

2015.06.09