経営理念
<私たちの使命>
私たちは、食と健康に関連した感動創造企業として、豊かな食文化を築き、地域社会に貢献します。
<私たちの目標>
私たちは、商品へのこだわりとフレンドリーなおもてなしで、お客様満足度環瀬戸内海地域No.1企業を目指します。
<私たちの行動指針>
- 私たちは、感謝の気持ちを忘れず、誠意と熱意を持って、お客様に最高のサービスを提供します。
- 私たちは、職場を“人間形成の場”と考え、常に自分を磨き、食のプロを目指します。
- 私たちは、問題意識を持って職場の改善に取り組み、会社の発展に貢献します。
- 4 会社は、家族的なぬくもりと厳しさのある職場をつくり、社員の夢の実現を支援します。
<私たちの使命> |
私たちは、食と健康に関連した感動創造企業として、豊かな食文化を築き、地域社会に貢献します。 |
フジマの原点は魚屋です。祖父と父が、鮮魚卸売業を始めたのがスタートでした。
「瀬戸内海の旬の魚を、最高においしく食べてほしい」というのが、フジマの創業当初からの願いです。
母の実家も魚屋で、仕出し業を営んでいました。
それがきっかけで、仕出しから給食、営業食堂、ブライダル、レストランへと事業を展開してきました。
祖父が鮮魚卸を始めたのが第一創業期。父と母が仕出しを始め、飲食業へと展開していったのが第二創業期。
そして、私がロイヤルを退職してフジマに帰ってから、本格的なレストラン業を展開したのが第三創業期になります。
ここに至るまでの発展の歴史には、本当にすばらしいフジマの伝統と文化があります。
- 株式会社藤麻水産(柳井港魚市場)を有し、瀬戸内海の最高においしい魚を手に入れることができることは、
絶対的な強みである。
- 魚の扱いに関するノウハウ、そして、その美味しさを引き出す調理技術を持っている。
- 「どうすればお客様に喜んでいただけるか」にとことんこだわって、商品開発・メニュー開発をする社風がある。
- 接客は、お客様に「花一輪添える」フレンドリーなおもてなしを追求し続けている。
- 仕事に喜びを感じながら、「家族的なぬくもり」の中で一生懸命働く社員がいる。
といった、他社には真似のできないものを、私たちは引き継いでいるのです。
これらを資源として、社会にどう貢献していくのかが、これからの私たちに問われています。
時代とともに日本人の食生活は多様化し、様々なコンセプトの店舗ができています。
その中でフジマは、“魚”と“和”を軸に置きながら、私たちの強みを活かし、時流に対応した様々な事業展開をしていきたいと思います。
21世紀の“食”に関する重要なテーマは“健康”です。
私たちの最大の強みである“魚”こそ、ヘルシーな食品として、今、最も注目を浴びている食材です。
魚だけでなく、野菜にしてもその他の食材にしても、“健康”という視点から常に吟味し、最良のものを提供していきたいと思います。
私は、この仕事を「感動創造業」と位置づけています。
どうしたらお客様が喜んでいただけるかを、いつも考えながら、商品やサービスを追求していきます。
お客様が感動し、至福のひとときを過ごしていただくことは、私たちにとっても歓働(働く歓び)であり、仕事への情熱と誇りが持てるのです。
私は、私たちが営んでいる“食”に関するビジネスを、“食文化”としてとらえています。
我々の目指す“食”の時間が、一家団欒・会社団欒、そこに集う人たちのコミュニケーションの場となれば、みんなの気持ちがおだやかになって、人間関係が円滑になります。そして、もっと頑張ろうという気持ちが起きてきます。
このように、“食”と“健康”を通して、人々の生活が少しでも心豊かになっていただくために、これからも全力を挙げて頑張っていきます。
私は、飲食業が大好きです。
自信もあります。飲食業は、私の天職です。
皆さんも、私と一緒に、この仕事にやりがいを持って、地域社会に貢献していきましょう。
そして、地域社会の人たちにとって、フジマはなくてはならない会社になりましょう。
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<私たちの目標>
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私たちは、商品へのこだわりとフレンドリーなおもてなしで、お客様満足度環瀬戸内海No.1企業を目指します。 |
商品とは“料理”に関連するすべてのものです。
食材から水、そして調理・味付け・分量・盛りつけ・提供時間など全てにこだわって、初めておいしい商品を提供することができるのです。
例えば、にぎり寿司一つにしても、しゃりは米・水・洗米・炊き方・蒸らし時間・酢合せ・握り方・大きさ、ネタは、鮮度はもとより、魚によって大きさ・厚さ、そして、醤油・わさびにまで、こだわらなければならないことはたくさんあります。
お客様に満足していただくためには、それらの一つ一つを徹底して追求していかなければなりません。
こだわってこだわり抜くことで差別化ができ、提供する商品に自信が持てるのです。
いくら商品にこだわっても、おもてなしの心がなければ、お客様に感動を与えることはできません。
おもてなしの心、それは、画一的なマニュアルサービスではありません。
そのとき、その場において、一人一人のお客様がどうしたら喜んでいただけるか、個々のスタッフが判断して、フレンドリーに対応しましょう。
たとえば、雨が降っていれば、傘を差してお車までお迎えに行きましょう。
誕生日のお客様がいらっしゃれば、お祝いを言ったり、ちょっとしたプレゼントをする気遣いをしましょう。
また、薬を飲もうとしているお客様を見かけたら、すぐにお水をお出ししましょう。
お客様に積極的に話しかけましょう。
お客様の名前を覚えましょう。
お客様の気持ちを察する感性を磨きましょう。
それが、マニュアルではない“フレンドリーなおもてなし”です。
私たちは、地域に密着した営業をしています。
「フジマは、おいしくてサービスもいいし、また来たいな。」
と満足していただくお店づくりをすることで、しっかりと地域に根を下ろしていきます。そして、お客様満足度“環瀬戸内海”No.1企業を実現します。
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<私たちの行動指針>
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1 私たちは、感謝の気持ちを忘れず、誠意と熱意を持って、お客様に最高のサービスを提供します。 |
平成13年に会社設立50周年を迎えましたが、祖父の時代から、金融機関の方々・ご指導いただいた先生方や同業者の方々・お客様・納入業者さん・社員さん等、多くの方々にご支援を賜り、感謝をしております。
特に、数あるお店の中から私どもの店を選んでご愛顧くださるお客様には、頭の下がる思いです。
フジマは、この感謝の気持ちを何よりも大切にしています。
感謝の気持ちが強い人ほど、周りの人に対して、誠意と熱意で一生懸命行動します。
感謝の気持ちがあれば、「そんなことをするのは面倒くさい」などという考えはせずに、お客様の都合を最優先に考えるはずです。
商品を開発するにも、サービスをするにも、お客様の声を聞き、意見を取り入れることが何よりも大切です。
常にお客様の立場に立って行動してください。それが、お客様への最高のサービスです。
一人一人のお客様への感謝を忘れることなく、最高のサービスを提供し、お客様と社会にご恩返ししていきましょう。
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2 私たちは、職場を“人間形成の場”と考え、常に自分を磨き、食のプロを目指します。 |
会社は人が中心です。
会社の力=そこで働く人間の力です。だから、社員の成長なくして、会社の成長はあり得ません。
私は、社長の仕事は人づくりだと思っています。
フジマが求める社員像は、
第一に、人から好かれることです。そのためには、元気な挨拶・さわやかな笑顔・スピーディな行動を心がけてください。
第二に、仲間を大切にすることです。お互いに一緒に仕事をしている仲間のよい点を認め合い、吸収し合うだけではなく、切磋琢磨して互いに成長することが必要です。
第三に、人の話が聞けることです。どこまで聞けるようになるかが、自分を磨くポイントです。
第四に、自分の夢をしっかり描き、その実現に向かって邁進することです。
第五に、プロ意識を持って自分の分野をとことん追求することです。食のプロなら、いろいろなところに食べに行って、自分の目で確かめることが絶対に必要です。身銭を切るからこそ身につくのです。
第六に、当たり前のことを、当たり前にできることです。“7アクト”を実践しましょう。
第七に、人のために尽くしていける自分をつくり上げることです。それが自分の幸せにつながります。
部下は上司の背中を見て育ちます。
だから、幹部は特に奮起してください。私も大いに努力し、自分を磨いていきます。
皆さんもいっしょに成長していきましょう。
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3 私たちは、問題意識を持って職場の改善に取り組み、会社の発展に貢献します。 |
従来型のサービスの延長線上にお店の未来はありません。
人口減少の中で、競合店の数は増え、お客様の奪い合いの、厳しい時代です。事業経営は、競争原理(勝つか負けるか)から成り立っています。
どんなことがあっても、勝ち組に入らなければなりません。
料理もサービスも、“完成する”ということはありません。
時代と共に常に変化し、進歩していくものです。
だから皆さんも、「これでいいのか、もっといい方法はないか」と、絶えず問題意識を持ち、お客様の声や、業界の最新情報にアンテナを張りめぐらしてください。
そして、人のアドバイスなども素直に取り入れて欲しいのです。
一人一人が、自分の得意な分野で、とことんこだわって、改善・改革に取り組みましょう。
差別化を図らなければ、生き残ることはできません。
利益なくして、会社の存続はありません。
会社の発展なくして、社員の幸せはありません。
みんなで力を合わせて頑張りましょう。
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4 会社は、家族的なぬくもりと厳しさのある職場をつくり、社員の夢の実現を支援します。 |
今までは、「家族的なぬくもり」の中で、社員が互いに助け合い、協力して、みんなで頑張る社風が当社の強みでした。経済が右肩上がりの時代にはこれがプラスに働いて、会社がここまで発展してきました。
しかし、景気が後退し、競争が激しくなり、社会の仕組みや流れが180度変わってしまった今、「家族的なぬくもり」だけでは、生き残りは難しくなってきました。
我が社の問題点は、管理職が一般社員の仕事をし、社員がパートの仕事をして、生産性が上がらない。
また、規模が大きくなるにつれて、たるみ、ぬるま湯につかっている。
さらに、サラリーマン意識が出てきて、言われたことしかやろうとせず、危機感がないことです。
これからは、企業人としての役割意識をしっかり持って、成果を上げた人を正当に評価し、昇給していく仕組みに変えていきます。
サラリーマン的に言われたことだけを無難にこなしているだけでは、評価しません。
職務階層ごとの役割責任を明確にし、それに沿った評価システムを整備していきます。
やる気のある人・頑張る人には、活躍する場と機会を積極的に与えます。
そして、教育のための投資も積極的に行っていきます。
一生懸命働くことで評価され、さらに役職が上がり昇給する。
役職が上がれば、責任は重くなるが仕事の裁量も増え、おもしろくなる。
これが、働きがい・やりがいにつながっていきます。
また、パートさんを含め、社員皆さんの提案を積極的に吸い上げていきます。
こだわり・改善改革は、幹部だけのものではありません。みんなで考え、みんなで協力し合って、今まで以上の成果を上げましょう。どこよりもやりがいがあり、どこよりも豊かな会社をつくりましょう。
さらに、自分の店を持ちたいという夢を持っている社員のためには、社内独立支援制度を導入していきます。
これは、資金が少ない人でも、意欲と熱意があれば、会社が全面的にバックアップして独立を支援する制度です。
これからは、「家族的なぬくもり」の中に厳しさも加え、メリハリがあり、働きがいのある会社をつくっていきます。
私も全力を上げて頑張ります。
みなさんも私と一緒に、誇れる会社“フジマ”をつくり上げていきましょう。
皆さん一人一人がしっかり自分の夢を描いてください。
そして、発展する会社とともに自分の夢を実現させましょう。
会社は、皆さんの夢の実現を積極的に支援します。
皆さん自身と家族の幸せのために!
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<経営理念の制定について>
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この「経営理念」は、「創業の精神」をベースにして、社長である私の経営哲学・生き方・価値観を表現したものです。創業の精神が誕生時期の願いや思いだとすれば、「経営理念」はフジマの使命・目標・方向性を定めたものです。これからは、この理念を基本にして事業を展開していきます。
21世紀に入って、世の中の変化はますますスピードを上げています。激しい変化の中で、時代に合わせて経営の舵取りをすることも重要でしょう。しかし変化を繰返していく過程で経営の根幹がそのたびにぶれてしまえば、あふれる情報の海の中で方向を見失い、漂流することになってしまいます。
激しい変化の中で、ぶれない機軸や価値観として、この「経営理念」を制定しました。我が社はこの「経営理念」を地でいく企業でありたいし、その方向で戦略・戦術も立案していきます。この「経営理念」に沿って、皆さん一人一人が自分の夢を実現していきましょう。 |
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