カテゴリー別アーカイブ: vol.1091~1100

vol.1100 「お客様からの一文 『おいしかったです。ご馳走様でした』」

vol.1100 「お客様からの一文『おいしかったです。ご馳走様でした』」
 のん太鮨下松店 手嶋 洋介
 8月16日の夜。急な洗い場のパートさんの欠勤により洗い物が大量に山積みとなり、洗い場のシンクはおろか通路にまで洗い物があふれていました。19時過ぎにようやくお持ち帰りの寿司を握り終えた私が、洗い場にヘルプに入りました。
 今年の盆は非常に長く、16日も午前中から休憩も一切取らずに、お持ち帰り寿司を握ったその直後に洗い場ということで、かなり疲労を覚えていましたが、ふとあるバッシングボックスの中に、丁寧に折りたたまれた割り箸の外装袋がゴミの中に紛れ込んでいました。
 『美味しかったです。ご馳走様でした』
 丁寧に書かれた一文。思わず――「見て、見て。これ!」と、厨房にいたパートさんに見せて回ってしまいました。21時という疲れが一番出てくる時間帯に、このお客様のほんの少しの感謝の一文に皆の疲れが吹っ飛んだように感じました。
2013.9.4

vol.1099 「永年勤続の先輩に感謝」~社内大会は感謝のセレモニー

vol.1099 「永年勤続の先輩に感謝」~社内大会は感謝のセレモニー
 ベルゼ 長谷川 裕子
 間もなく一年に一度皆さんに会える社内大会が開催されます。
 そんな中、各店でも永年勤続表彰を受けられる方が居られると思います。ベルゼも5名が今年の表彰対象です。 間近になると表彰文作成の為、本人が不在の時に川嵜副支配人が皆からのコメントを聞いて文章を作り「これは言いすぎ。」「いやこれも足しましょう。」と楽しく騒いでいます。
 そんな時に思った花一輪は、私の大先輩たち3名の事です。私はフジマに勤めて9年になります。(来年の10年目もちゃんと勤務していると思います。)平岡さん、益岡さん、吉村さんの3名には、色々と教えて頂きました。食器の出し入れ、盛付けの仕方、切り方等々、細かな事を丁寧に教えて頂きここまで成長出来たと思います。悩みがあって困っている時は、親身になって相談にのってくださる先輩方で、ワガママな私のフォローをして下さいます。
ベテランの先輩たち3名に感謝の気持ちで一杯です。
これからもよろしくお願いします。
2013.9.3

vol.1097 「周りに人が集い、笑顔がある訳」

vol.1097 「周りに人が集い、笑顔がある訳」
 のん太鮨マネージャー 清水 猛之
 あるランチタイムも落ち着いたのん太鮨防府店の平日の午後、一緒にネタ打ちをしていた吉森君に「先に飯食って来い。」と伝え昼食に行かせました。
 「ちょっと出てきます。」と財布と車のキーを持ち珍しく出て行きました。いつもは二階の休憩室で弁当食べるのにな?と思いましたが深くは考えませんでした。 休憩時間も終わりの頃、「お先に頂きました。」と言って、汗だくで帰って来ました。
「マネージャー、今、動物病院に行ってきたんです。」
「なんで?」
「朝、廃油缶の所にすずめが居たんです。缶のまわりに油がこびり付いていて、それに引っ付いたんでしょうね。動けない状態でした。羽はもちろんの事、もう皮膚まで痛んでいる状態でした。」
「そうやったん。」
「それで獣医の先生に、もう治らないから可愛そうだけど安楽死させてあげようって言われ、仕方がないからお願いしました。ビニール袋に入れ麻酔をかけました。」
「そうか~仕方なかったんやね。」
「で、なるべく近くに埋めてあげてって言われたんで、裏の空き地にさっき埋めてきました。」
「偉いね。でも結構お金かかったろう?」
「いえ、その先生は寛大な方で取られませんでした。」
「へぇ~凄いねその先生!」(ちなみに防府店の近くのS動物病院です)
「はい。僕もびっくりしました。」
 当り前の事なんでしょうが、ただすずめの命を大切に一生懸命考えた吉森君の行動に私は感動してしまいました。自分の事ばかり優先していたら病院までは行かないと思いました。
 彼の周りには人が集い、笑顔があります。人の細かなトコロも見逃さない彼の気持ちがその理由なのかも知れません。今回の事で身近な命の大切さ、周りへの気配りや愛情の大切さを改めて教えられました。吉森君ありがとう!
PS:廃油缶の回りきれいにしといてね!
2013.8.11

vol.1096 「あなたがいるから頑張って来たのよ」

vol.1096 「あなたがいるから頑張って来たのよ」
 さざん亭徳山店 村中 智美
 入社して3年経ち、厨房も入る機会が増え、調理に関してもできることが増えてきましたが、接客に関してはまだまだ学ぶことがたくさんあります。
 3か月前からよくご来店いただいているH様の話です。 常連様になられたきっかけは、H様が以前注文されたメニューを私が覚えていたことです。それからはさざん亭がとても気に入られたようで、2日に1回のペースで来られている超常連様になられました。特にハンバーグがお気に入りのようで毎回のように頼まれています。
 先日は「暑い中、来ようか迷ったけど、あなたがいるから頑張って来たのよ!」と言っていただき、とても嬉しく思いました。いつも、私が感動しているばかりなので、私の方からも色々なお話をしていきたいです。
 次は今までと違うメニューを注文するとおっしゃったので、ホールの皆にも伝え、ご来店されたらすぐに作れるようにしておきます。お客様に喜んで再来店していただけるおもてなしが出来るよう、先輩方を見習って、色々なことにチャレンジしていきます。
2013.8.10

vol.1095 「当たり前のサービスをバカになってちゃんとやる」~ ABCの徹底

vol.1095 「当たり前のサービスをバカになってちゃんとやる」~ABCの徹底
 さざん亭三次店 高杉 直樹
 先日、お客様よりお褒めのお葉書をいただきましたので花一輪を投稿します。
 その日の天候は雨でした。そのお客様はご家族でご来店され、小さなお子様も居られた為、お席はお座敷席をご希望されていました。
 私は直ぐにお座敷席にご案内して、お子様の椅子をお渡しした後、その隣の席の片付けをしていました。私は片付けをしながら、ふと先程のお子様を見ると、雨に濡れて寒そうにされていました。直ぐにタオルケットをお持ちして、お子様にお渡しました。それでもまだ寒そうだったので、エアコンの温度も上げて調節しました。
 その行動は私にとって普段と変わらない「当たり前のサービス」でした。しかし、本当にちょっとした気遣いなのに、凄くご両親はお喜びになられ、本当に助かったと感謝の言葉をいただきました。そして帰り際にも、何度も頭を下げられ「ありがとう!」とお礼を言われ、逆にこちらが恐縮するほどでした。
 私はもうすぐ入社して3年になりますが、サービス業を選んで本当に良かったと思いました。そして“『花一輪』って、日々どんな所にも咲くところが一杯あるな”と思いました。
 今回のように、何気ない気遣いでこんなにお客様に喜んでいただけた経験を、これからも大切にして「当たり前のサービスを、バカになって、ちゃんとやっていく!」ABCを徹底します!そして現状に満足せずに初心に返り、お客様に満足していただけるように日々、花一輪を咲かせていきます。
2013.8.8

vol.1094 「トイレに花一輪」

vol.1094 「トイレに花一輪」
 顧問 田村 賢治
 今月、経営基本方針説明会に社長に随行いたしました。社長の説明の中【環境整備】の項目で「トイレの清掃には細心の注意を払い、必ず花一輪を!」とあり、すみませんが、各店のトイレを覘かせていただきました。
 トイレに生花が飾ってあった店舗は魚好人、さざん亭柳井店、さざん亭宇部店、仕出し周南店の4店舗でした。尋ねてみると、魚好人は山田さん(通称 やまちゃん)がいつも季節のお花を持参し交換。さざん亭柳井店は大下さんを始めとして気がついたパートさんが交換。さざん亭宇部店はお昼のパートさんが一ヶ月間の当番制で行っているそうです。この事は前任の河越店長当時より継続して行っているそうです。「継続」・「徹底」は素晴らしい!仕出し周南店はパートの森さんが中心だそうです。
 実際トイレに覘いて、生花が飾ってあると気持ちが和らぎ、「ほっ!」とした気分になりました。・・・小生だけでしょうか?皆さん本当にありがとうございます。頭が下がります。これこそ来年度の基本方針である《A:B:C》を実行されているのではないでしょうか!感謝!感謝!です。
すみません!ベルゼのトイレは、小生が気をつけます。
「自分がやらねば誰がやる」
「花には水を、人には愛を」
2013.7.30

vol.1093 「出産祝いの子供服」

vol.1093 「出産祝いの子供服」
 のん太鮨山口店 武田 真吾
 のん太鮨山口店の常連様で、私と同年代の4人家族のお客様がいらっしゃいます。子供が同じ年だった事もあり、私から声をお掛けして、かれこれ2年になるお客様です。
 私の妻が妊娠して「生まれる子供も同じ年ですね。」と来店される度に家族の話で盛り上がっていました。今日もいつも通りお話して、お鮨を食べられてお帰りの際に、レジで旦那様に「武田さん、ちょっといいですか?」と声を掛けられました。お客様のところに行ってみると、なんと出産祝いの子供服をいただきました。突然の事で私は「え~本当ですか!」と大きな声が出てしまいました。旦那様が「子供も僕も武田さんとお話しするのが楽しいし、いつもよくしてもらっているんで・・・ほんの気持ちです。」と言っていただき、私は感動で目が潤んでしまいました。
 私は子供と話すのがもともと大好きなので、何も考えずお客様のお子様とよく話していただけだったのに、お客様からこんなすばらしい気持ちのこもった贈り物をいただいて感動一杯になりました。私はお客様と直接触れ合う飲食業が大好きです。これからもこういったフレンドリーなお客様を沢山作っていきます。本当にありがとうございました。
2013.7.19