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vol.1147 「みんな頑張っている」

vol.1147 「みんな頑張っている」
のん太鮨パセーラ店 藤本 裕史

忙しい春休み初日の営業。今日から忙しくなることは前年の売上を見ても分かっていたので、仕込みの準備は万全でした。ですがミスが続く負の連鎖。スタッフに忙しくなることをもっとちゃんと伝えていたら…個人的に反省だらけの1日になりました。

そんな中、閉店直後のことでした。ホールのスタッフに呼ばれ客席に向かうとメッセージのようなものがボールペンに挟んでありました。それを見てその日の疲れが吹っ飛びました!絶対これは花一輪で書こうと思いカシャッ。

悪いとこだけを見ていてもよくならない。忙しい中、スタッフのみんなは頑張ってくれています。
河野君以外にもパセーラ店には若いスタッフが多数活躍しています。良いところは、みんなで褒め合い、真似し合いながら、成長していけたらと思いました。
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vol.1146 「嬉しいお電話」

vol.1146 「嬉しいお電話」
本社管理部 前田 正幸

3月20日の11時頃の事、高瀬さんから「のん太鮨防府店のお客様から人事部の上の人をお願いしますという電話です。」との発信がありました。私は、クレームのお電話かと思いつつ受話器を取りましたが、内容は予想に反するもので次の通りです。

「先日、食事が終わり、店を出た所で高齢の母が不注意で転んでしまったのですが、それに気づいた男性店員の方がすぐに駆けつけてくれて手を貸してくださいました。」また、「昨日もテイクアウトをお願いしたら几帳面に詰めていただき、さらに対応も申し分なかったのでお礼を言いつつ名札を見ると、武田さんと言う店員さんでした。教育が行き届いているのは勿論ですが、マニュアルにないとっさの行動がとれる店員さんに感謝の気持ちで一杯になりました。」「母親が来週手術するのでバタバタしており、本来なら『ご意見葉書』で伝えればよいのですが、どうしても早く嬉しかった気持ちを伝えたくて電話させてもらいました。」との事です。

私も大変嬉しくなり「店は当然の事をしただけですが、貴重な時間を使って電話していただき、大変嬉しいお褒めの言葉を頂戴しありがとうございます。お母さんお大事になさいますように、またお元気になられたら一緒に店に足を運んで下さい。この嬉しいお電話の件は店のスタッフにもすぐ連絡しておきます。」と伝えて電話を切りました。

受話器を置いた後、思わず、のん太鮨防府店のスタッフの一生懸命前を向いて行動している姿勢、気持ちが伝わってくる電話であり、お客様、のん太鮨防府店のスタッフ双方に対してありがたい気持ちで一杯になりましたので紹介させていただきます。私一人がおいしい所をいただきました。感謝です!

2015.05.02

vol.1145 「ちょっとした心遣い」

vol.1145 「ちょっとした心遣い」
ベルゼ 川嵜 真希子

以前にも紹介をした事のある、ベルゼの玄関マットやモップをお願いしております株式会社合同(ダスキン)様のちょっとした心遣いに気がつきましたので紹介させていただきます。

ベルゼの事務所入口・調理場搬入口・宴会場入口に、薄めた次亜塩素酸ナトリウムを入れたコンテナ(バット)を置いています。感染症予防のため、外出したスタッフや業者様が入館の際に靴と手を消毒して入っています。

毎日、誰からともなく消毒液を補充したり、足ふきタオルを交換したりしていますが、入口マットの上に敷かれたタオルが、ねじれる事もしばしば。それで事務所のマットは、ねじれ防止の為、タオルをガムテープで止めていました。 ダスキン様のマット交換は月に2回、出勤するといつもタオルの上から貼られているテープがありません。“誰が直してくれたかな~?”と思いつつ・・・

ある日の夕方、タオルを洗おうとはがしてみると、頑丈な両面テープでしっかりとマットに張り付いていました。そう、玄関マットがズレないように、ダスキンのスタッフの方がタオルを固定して下さったのです。ベルゼのスタッフがお願いした訳でもないのに、きちんと今まで以上に丁寧にタオルが敷かれている事に驚きました。誰にも気づかれずに丁寧に仕事をされているダスキン様のスタッフの皆さんに頭が下がりました。感謝。

2015.04.28

vol.1144 「担当者のない仕事」

vol.1144 「担当者のない仕事~感謝の気持ちを忘れずに」
八丁櫓 森永 孝之

3月18日の「職場の教養」にゴミ袋を自主的に交換する『Sさん』の話がありました。

八丁櫓でもペットボトル、缶、瓶など多くの種類のゴミが毎日のように出てきます。その中でも90ℓのゴミ袋一杯になった瓶はかなりの重さがあります。従業員の休憩室に行く通路の脇に、それぞれ分別用のゴミ箱を置いています。みんなその横を通るのですが、“ゴミ箱一杯だな”と素通りする人もいれば、あふれ出ている事にすら目に入らない人もいます。私自身も店を閉め休憩室に寄って帰るのですが、いつも“一杯だな”で終わらせて帰宅していました。

しかし次の朝には綺麗に片付け、きちんと新しいゴミ袋が掛かっています。朝から綺麗になったゴミ箱を見るのは気持ちの良いものです。しかしながら、私がやってなければ、他の従業員の誰かがやってくれているのです。しかも、清清しく、忙しい朝に…

出勤して直ぐゴミ箱から手を付けなければならない人の気持ちを考えた事があったでしょうか?自分が携わっていない仕事は常に誰かがやってくれているのです。多くの方の手を必要としてお店を運営しているのに、ついつい一人でやっているような気持ちになりがちです。

日常の全てが『当たり前』になり、『感謝』する気持ちが薄れているんですよね。毎朝朝礼で『感謝の気持ちを忘れずに!』と唱和していますが、実際は口だけで行動が伴ってなかったわけです。 店舗の中外を見渡すと、役割分担のない仕事も数多くあります。そこに目を向け、行動に移せる従業員が何人いるか?本来ならみんなが『Sさん』でなければならないのです。

朝礼での社是、経営理念、花一輪、7アクト、職場の教養にはみんなが『Sさん』になり得るヒントが詰まっています。惰性で行うのではなく、今日も元気に朝礼に参加できている事に感謝の気持ちで臨めば、“ストン”と『Sさん』になれるヒントが素直に中に入ってくるんじゃないですかね。

2015.04.27

vol.1143 「接客業は人を幸せにできる」

vol.1143 「接客業は人を幸せにできる~Kさんからのご意見はがきに感謝」
さざん亭徳山店 近藤 晴彦

さざん亭三次店へのご意見はがき
三次の「さざん亭」を利用している者です。昨年12月に母が亡くなり、憔悴していた90歳の父を外食に誘い、久しぶりに訪れた折、たまたま店長代理で徳山店から応援に来ておられた近藤さんに、優しい行き届いた接客をしていただきました。父も喜び「居場所」のあることを嬉しく思ったのか、その後、何度も行きたがり足を運びました。年老いた者に若い方の笑顔と優しい一言は薬です。 近藤さんは徳山に帰られ淋しくなりましたが、他のあたたかいスタッフの方にも助けられ、今も通っています。
一言お礼をと考え、ペンをとらせていただきました。徳山店にも足を運びます。乱文乱筆にて失礼いたします。    (広島県庄原市  K・M様より)
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先日のご意見はがきがを見て、私は感謝の気持ちで一杯になりました。 なぜなら、さざん亭三次店でとても仲良くなったお客様、K様からのはがきだったからです。

K様との出会いは、たまたまご来店された際、お酒の銘柄を聞かれたのがきっかけでした。ポイントカードもお持ちじゃなかったのでお勧めし、それから週に3~4回ご来店されるようになったのです。娘さんと二人で来られ、たまにお孫さんも一緒に4名でご来店されます。いつもビールを飲まれ、その後は大好きな日本酒。とてもとても可愛らしいおじいちゃんです。

そんなおじいちゃんですが、奥様が他界されたばかり。元気だけが取り柄な私だったので、“少しだけでもおじいちゃんに私の元気が届けば…”と思い、いつも接していました。何度も何度もご来店され、はがきにも書かれていたように、居場所ができて、あんな楽しそうにお食事をされるおじいちゃんに、私は“接客業って人を幸せにすることが出来る仕事だ”と感じました。

さざん亭三次店を離れる2日前にもご来店され、K様と一つの約束を致しました。それはさざん亭徳山店に来ていただくことです。「遠いですよ。」とお伝えしたのですが、「絶対行く。」と言われました。いつかその日が来ることをとても楽しみにしております。花一輪5ヶ条にもありますが、これからもドンドン積極的にフレンドリーにお客様の心を掴んでいきたいと思います。

三次店の皆さん、これからもK様の事を宜しくお願いします。

2015.04.24

vol.1142 「慢心せず感謝の気持ちを忘れずに」

vol.1142 「慢心せず感謝の気持ちを忘れずに~愛情を持って接することは心のふれあい」
のん太鮨下松店 藤井 元貴

2009年4月に㈱フジマに入社して6年が経ちました。20代だった私も今では30代…。月日が経つのは早いものです。

2年前の6月、丁度30歳の時にのん太鮨下松店に転勤しました。しかし転勤してから、ある壁にぶつかってしまいました。それは人との接し方です。今まではとにかく押しの一手でした。たしかにそれでも通用していた部分もありましたが、“お店も変わり環境が変わればそれでは通用しない。なにかを変えないといけない。どうしたらよいか?”と常に考えていました。

そんな中、子育てをしている時、子供がなかなかいう事を聞いてくれない事がありました。それが原因でついつい家族にあたってしまうことも…。でも悪いのはこちらです。それを気づかせてくれたのは家族でした。子供は本当に正直です。愛情をもって接しなければこちらの呼び掛けには答えてくれません。そのことに気づいてからです。愛情を持って接していく事は心のふれあいなんだと教わり、それはまさしく社是だと思いました。

それからはひと呼吸おいて、冷静に物事を考えて行動していく事によって自分の中でひと皮むけた気がしました。その時まさしく“職場は人間形成の場なんだな!”と思いました。
フジマグループに入社して、人として大きく成長させていただき感謝しております。それも全て周りの方たちの愛情があってのものだと思います。この度、のん太鮨下松店の副店長に就任することになり、今まで以上責任のある立場になり気が引き締まる思いです。

社長より副店長の辞令交付を受け取る際、常連様のF様が丁度お食事に来られておられました。私にとって下松のお母さんといえる存在のF様から、就任に対する激励のお言葉をいただきました。
「あなたが今その立場になったのは、周りの人のおかげという事を忘れてはいけないよ。」「決して慢心せず驕るなよ。」「周りの人の感謝の気持ちを忘れてはいけないよ。」と大変厳しくもあり、とても愛情に満ち溢れたお言葉をいただき感謝の気持ちで一杯です。

F様のお言葉の様に慢心せず、周りの方の感謝の気持ちを忘れずに仕事に取り組んでいきます。今年の秋には新しい家族も増える予定なので、今まで以上愛情をもって人と接していき、次の立場を目指して今後も顔晴っていきます。

2015.04.23

vol.1141 「自前の包丁」

vol.1141 「自前の包丁」
のん太鮨パセーラ店 本多 修平

ある平日のアイドルタイムのことです。熟年層のご夫婦がご来店されました。旦那様は少し強面です。いつものように吉森君が丁寧に本日のお勧めなどを説明し、お客様と談笑しながらの営業でした。

食事も終盤にさしかかった頃、強面の旦那様が魚をさばいていた吉森君に対し「その包丁は自前か?」と質問され、吉森君は「はい!みんな自前の包丁でなんです。」と説明しました。すると旦那様が、昔自分も飲食業を営んでいたことを話され、是非自分が昔使っていた包丁を吉森君に使ってほしいと言っていただきました。吉森君の丁寧な仕事に目を引かれたようです!そしてご自分のメモ帳に吉森君の名前を控えてその日は帰られました。

そして1週間もしない内にあの時の旦那様がご来店、アタッシュケースをもって吉森君を探されている姿を見る限り“吉森君はとんでもない事件に巻き込まれたのか?”と思ってしまう旦那様の迫力。いただいたアタッシュケースの中に大事に保管されてある包丁計?本。吉森君へと持って来ていただきました。
それからも何度かご来店され今では吉森君の常連様です。

良い仕事をどんな時でも意識している吉森君だからこそのエピソードだと私は思います。後輩ではありますが、尊敬できる人間です。

2015.04.21

vol.1140 「お客様に支えられて」

vol.1140 「お客様に支えられて」
のん太鮨防府店 寺田 雄太

私が入社して間もない時に接客させていただいたお客様が、今もずっと常連様となって店にお越しいただいています。そのお客様は4名様でいらっしゃいます。ご夫婦とお友達が2名で、いつも決まったメンバーです。

4年ぐらい前、私が「お近くですか?」と尋ねると、ご主人様が「下関から来ているんだよ。友達が周南にいるから一緒に防府まで鮨を食べに来ている。」とおっしゃっていました。その頃からお客様との距離が一気に縮まりました。下関から月に1回は必ず来られ、多い時は2回ご来店されます。私がのん太鮨山口店に異動になった時も、わざわざ山口店まで来ていただきました。

1月に食中毒を出してしまい、お客様には本当に迷惑を掛けてしまいました。営業自粛と保険所からの営業停止処分で、約1週間お店を閉めました。感染してしまった多くの常連様から「大変やったのう!」「私達は来るから大丈夫!」「頑張ってね!」などの励ましの言葉をいただきました。下関の常連様も同様、営業再開し半月程した時にご来店され、ご主人様からは「休業中に2回も来たぞ!」奥様からは「もう閉まってしまうか心配だったわ。」お友達の方は「今日はお話できて、お鮨が美味しい!」帰り際にご主人様に「今日はありがとうございました。」とお伝えすると「わしが運転できるまでここに通う!」と言っていただき、本当に感謝の気持ちで一杯になりました。

≪のん太鮨はお客様に支えられている≫と言う事を改めて実感しました。
お客様の期待を裏切らない!最高にいい瀬戸内の美味い鮨を提供する!肝に銘じ社員一丸となって新生防府店を盛り上げていきます。

vol.1139 「綺麗な商品をお客様に」

vol.1139 「綺麗な商品をお客様に」
八丁櫓 中村 英太郎

ある日曜日、家族連れのおばあちゃんが、上にぎり御膳を注文されましたが、料理が席に着いた途端、娘さんが「お鮨を半分に切って下さい。」との事。「ネタが大きく、おばあちゃんが噛み切れない」とおっしゃいました。調理場に「半分に切って下さい。」と伝えたところ、沖君が「ハイ!」と返事をしてくれました。それから時間が経ち…そろそろかな…そろそろかなと…そして鈍い声で沖君が「お願いします!」と出されたお鮨は、見事に半分の大きさで、しかも綺麗に握り返してくれていました。

そのお鮨におばあちゃんは大変喜んで下さいました。お帰りの時には、娘さんが「半分のお鮨を握って下さってありがとうございました。」とお礼を言われました。 鮨を半分に切るのではなく、もう一手間かけて握ってもらい、これも山本調理長を始め調理場の皆さんの≪綺麗な商品をお客様に≫との対応の結果だと思います。そしてそのことによって私たちホールスタッフは、お客様と会話が弾むんですよね!

お年を召された方への配慮はこれから重要になると思います。色々試行錯誤を重ねサービスの向上に努めます

vol.1138 「物への感謝の気持ちを忘れずに」

vol.1138 「物への感謝の気持ちを忘れずに」
本社 高瀬 英里

定期掃除の日の朝、出勤してくるとなにやら掃除機の吸い取りの音が大きく響いておりました。部屋に入るとエアコンのフタが開いており、木村さんがエアコンのフィルターの掃除をしてくれていることを聞きました。掃除をしている木村さんのところへ行くと、何年分の埃がたまり雪のように積もっていてビックリしました。

自分のいる部屋のエアコンのフィルターを掃除したから、ついでに私たちのいる部屋のフィルターも一緒にとのことで、私が「やりましょうか?」と聞いたら、「自分がするからいいよ!」と気持ちよく答え、一枚一枚丁寧にその埃を取り除き掃除してくれました。

率先して行動してくれた木村さんに頭が下がります。とても助かりました。おかげで暖房の効きがよくなって部屋が暖かくなりました。その分電気代の節約にもなり、普段からこまめに掃除をして大切に使わないといけないなという気持ちになりました。

そして、近頃はどんどん性能の良い新しい電化製品や省エネの家電が出てくる中、古いものでも気持ちを込めて扱えば長く使うことが出来ます。
普段使っている物に対して、”ありがとう”という感謝を忘れてはいけないなと感じました。

2015.04.19