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vol.1156 「やりがいのある仕事」

vol.1156 「やりがいのある仕事」
ベルゼ 原 希美

私は高校を卒業し就職しましたが、その会社は決められた事をただ黙々とするだけでした。何も考えず毎日時間が過ぎて、終業時間を待つだけの勤務でした。楽しくなかったのか、体調を崩し入院もしました。結局、体の事を考えて、会社を辞めました。そんな時、高校の時に短期間アルバイトをさせてもらっていたベルゼで、もう一度働かせてもらう事になりました。

高校の頃は、それまでアルバイトもしたことがなく、何もかもが初めてで、宴会の準備は勿論、お客様への接し方も分からず、会話も出来ず、毎回ポカーンの連続でした。 今では先輩達の指導のお陰もあり、見様見真似でしてきた事も徐々に身についてきました。またお客樣に顔も覚えていただき、「のんちゃ~ん!」と呼ばれ、お話も出来る様になりました。

まだまだ分からない事も沢山あり、お客様や先輩方に迷惑を掛けてしまう事もありますが、「若いから仕方ないね~。」と言われるのではなく、「若いのにしっかりしてるね!」と言われる様に、これからも頑張りたいと思います。

2015.06.25

vol.1155 「ネタ切り超人」

vol.1155 「ネタ切り超人」
のん太鮨下松店 石田 純司

のんた鮨下松店は、皆さんご承知の通り、顔はとっても強面なんですが(笑)、心はすごく優しく従業員想いの中内調理長が、男の背中を見せてくれています。

私が下松店に赴任して来て1年が経ちましたが、何せ下松店はバックヤード・厨房・店内はコンパクトで、日々物の置き場・厨房機器の配置等で苦難が生じます。でも中内調理長の素晴らしいアイデア・工夫で見事にその悩むところを改善してくれています。

ある日、「これ凄い考えで工夫していますね~。」とフジマックの清水さん(MGか?と思うくらい名前も一緒で背が高い)。清水さんの見ている先には、家庭用パラソル物干しに、シャリシートを干しているものがありました。それは紐でつるし、通行に邪魔な時は天井近くまで吊り上げられるよう、紐を引っ張ればスイスイと上がるよう工夫がしてあるのです。清水さんはそれを見て「達人ですね。勉強になります」と一言!確かに普通では思いつかない事です。それを難なく考え、そして実行に移す調理長がチョー凄い!まさに感動です。

先日もお店で使っている二層式の洗濯機が壊れ、仕方なく購入させていただきました。お店の裏に置くため、雨ざらしになるので壊れるのが早いのかと調理長と話していたら、すぐさま使わなくなったメタルラックに、ブルーシートを横と上に貼り付け、その中に洗濯機を収納し、雨よけを難なく作ったのです。本当に凄い!速攻で行動、ビックリします。

調理の面やお店の営業、そして今までの培った経験等々も、本当に日々私は勉強をさせていただいています。 調理長も今年65歳を迎えます。最近、体の調子も悪くなることもあり心配ですが、まだまだ私は習うことは山ほどあります。下松店の売り上げが好調なのも、調理長の魚を捌き美味しいネタにし、お客様に喜んでもらおうとする気持ち、そして従業員に対しての優しい思いやりがあるからこそだと思います。これからもまだまだお店を支えて頂かないと大変困ります。老体にムチ打ちながら、寝たきり老人ではなく、ネタ切り超人を継続してください!

各店にも色々な工夫をしてお店を下支えてくださる従業員さんが沢山いると思います。みんなどこかでお店の事を考え、お店の役に立ちたいと思っています。
私も素晴らしい従業員さんに感謝しながら、お店で明るく楽しくチーム一丸となって営業していきます。

2015.06.11

vol.1154 「より良い時間を過ごしていただくために」

vol.1154 「より良い時間を過ごしていただくために」~パートさん同士で相談
さざん亭柳井店 村中 智美

先日、いつものようにデシャップをしていると、刺身が通常より細かく切られていることに気がつきました。

その料理を注文されたお客様は、さざん亭柳井店では有名な常連様です。最初にホールのパートさんが刺身を残されていることに気が付き、それから厨房にそのことを伝えて、刺身は食べやすいように細かく切るようになったそうです。そのおかげで前回は綺麗に完食されていました。

パートさん同士で意見を出し合って決められたので、とても良い事だと思いました。お客様により良い時間を過ごしていただくために、良い意見はどんどん取り入れて行きます!

2015.06.09

vol.1153 「働く喜び」

vol.1153 「働く喜び」
仕出し周南店 大石 矩子

「明日から出られる~?」前・佐々木店長からの電話でした。 その時私は、犬の散歩中に転倒し左膝骨折で入院、そして退院してから自宅療養と、長期のお休みをいただいていたのです。

“自分には戻って働ける職場がある”前店長からの電話は今でも忘れられない喜びと感激の瞬間でした。
あれから10年近い年月が流れて、仕出し周南店では私はパート勤務最古参となりました。

今でも出勤日は楽しみでなりません。しかしその気持ちが害して、厨房の男性陣からは「うるさい!」「黙れ!」とお叱りを受けるハメとなりますが・・・その事も嬉しい!年を重ねても楽しく働ける職場があるという事は、私にとって人生最上の幸せです。お客様に喜んでいただける料理の一端のお手伝いするという事も気持に張りが湧きます。

私は健康である限り頑張りたいと思っています。

2015.05.24

vol.1152 「営業」

vol.1152 「営業」
魚好人 蔵本 巌

4月のある日、2階は予約があるのですが、1階は予約が無く、19時まで暇な営業でした。しかし19時を過ぎたあたりから、4組のお客様が来られ、ほぼ満席になりました。

料理提供が一段落して、お客様からいろいろお話を聞いてみると、すべて柳井のホテルに宿泊のお客様でした。 今期に入ってから、ホテル営業をしています。「ホテルの宿泊のお客様で、外で食事をしたいというお客様がいらっしゃったら、魚好人をご紹介していただけませんでしょうか!」というお願いです。これは社長からいただいたアドバイスで、3ヶ月に1回のペースで行っています。

初めは恥ずかしくて、“行ってもダメだろう!”と自分で後ろ向きの考えばかり持っていました。そこで田村顧問にも手伝ってもらって営業していました。 先日、1人でホテル営業に行ったら、そこの社長様が笑顔で迎えて下さいました。本当に嬉しかったです。ものすごく営業に自信が付きました。

2015.05.24

さざん亭防府店 閉店のお知らせ

「さざん亭防府店」は平成27年5月17日の営業をもちまして閉店させていただきました。
平成3年に開店以来24年余にわたり、お引立ていただきました皆様の長年にわたるご愛顧に心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

vol.1151 「仕事が楽しくて」

vol.1151 「仕事が楽しくて~2年間を振り返って」
八丁櫓 玉木 綾香

私は入社して2年が過ぎました。私にとってこの2年は多くの方と出会い、多くのことを学んだ濃い日々でした。

八丁櫓は祝い事や法要など様々な用途で利用するお店なので、何のお祝いがあるのか?何回忌があるのか?等、一からの勉強でした。仕事では楽しくて嬉しいことが沢山あると共に、失敗することも多く、上手くいかない自分に腹が立ったり、“私って必要されているのかな”…等と悩んだりすることもありました。

サービス業というのは、一般の方が休みの時が仕事なので、なかなか友達と遊べません。周りの友達が羨ましく思うこともありました。
でもそれ以上に接客が好きという気持ちが大きく、お客様の笑顔を見ると幸せになれるし「美味しかったよ。」「また来るね。」そんな言葉をかけて下さるのがとても嬉しいので、どんなにきつくても頑張れるのです。

だんだん仕事にも慣れて任される仕事も増えてきました。自分の出来ることが増えたり、自分のしたことでお客様が喜んで下さったりと小さな積み重ねが自身の成長に繋がるんだと感じました。

先日、職場の教養で『三つの基本』というのがありました。自分に置き換えて考えると、“忙しいときは何かをしながら挨拶をしてしまっているな”と反省しました。入社当初の研修で『隣と合わせることを意識する』『角度を揃える』と何度も何度も練習したことを思い出しました。あいさつ一つにしろ、基本ができてないと駄目なので初心に戻り、一人一人に感謝の気持ちが伝わるように心がけたいと思います。これを読んで改めて何事も基本って大事だなと感じました。最初から完璧にできる訳がない。辛くても頑張るからこそ楽しさを実感できるんだと思います。辛かった時期を乗り越えた今、この仕事が楽しくて仕方ないです。

私がいつか教える立場になったとき、自分がしてもらって嬉しかったこと、ためになったことを伝えていきたいと思います。大好きな接客を仕事にでき、フジマに入って本当に良かったと思いました。まだまだ3年目の未熟者ですが店長、副長をはじめ、パートさんの良い所をマネし接客対応を磨いて磨いて磨いて……この人が居るから八丁櫓に来たい、そう思われるような接客員になりたいと思います。

2015.05.17

vol.1150 「私の宝物」

vol.1150 「私の宝物」
さざん亭徳山店 竹内 豊

皆さんの宝物は何でしょうか?宝物は人それぞれ違って、人、物、思い出など様々だと思います。今回の花一輪では私の宝物の中の一つを紹介したいと思います。

さざん亭では客席にお子様が料理を待っている間、暇にならない様に折り紙を置いています。私はお客様が折った折り紙を頂く機会がよくあります。

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その中の一つでもある下の写真は、常連の女の子の『かなでちゃん』からいただいた物です。
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私と『かなでちゃん』との出会いは、2年前、何を折ったのか分からない折り紙をもらい「かえでちゃんありがとう!」とお礼を言うと「違うよ~。かなでだよ!」と会話したのがきっかけです。月に数回来店されていたのですが、今年は引っ越しあったり風邪を引いていたみたいで、3月の末に久々に御来店されました。その時に再び『かなでちゃん』が折り紙をくれて、以前の物とは比べ物にならない鬼の折り紙を貰いました。

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たった数年しかたっていないのに、ここまで成長していた『かなでちゃん』に感動しました。またたった一枚の折り紙で人を感動させる事ができるんだなと思いました。

私たちは、食を通じて感動を与える仕事をしています。厨房で作業的に決められた材料、調理をするのではなく、丹精込めて本当に美味しい料理を提供することで、お客様に感動を与える事が出来るのではないかと私は思います。私はこれからもお客様との出会いや頂いた物、言葉、を大切にしていきます。

2015.05.15

vol.1149 「新入社員へのサポート」

vol.1149 「新入社員へのサポート」
ベルゼ 中岡 沙織

今日の花一輪はベルゼフロントの酒谷留美さんの紹介を致します。ちょうど1年前の4月、天使の様な純粋なその子はやって来ました。高校を卒業し、今とはまるで違うジャンルの仕事を3年間続け、新しい環境に飛び込んで来ました。
最初の仕事(ベルゼフロントの登竜門)は、唯ひたすら、宴会名と仕出しのタイトルの入った箸袋を折続け、周囲から聞こえる、電話のやり取りを覚え、「間違えや聞き忘れがあっても、お客様の電話番号だけ忘れずに聞いてくれたら何とかなる。」の川嵜副支配人の言葉を鵜呑みにし、2ヶ月目を迎える頃から、物怖じせず電話に出られる様になりました。
「自信なさそうに喋らんの!自信を持って言い切りなさい。それが間違えでも言い切ったら本当になる。」と言われ、直接来館されるお客様にも、堂々と接する事が出来るまでになりました。天性の正直さと一生懸命さで、頼まれたら「いや。」「出来ません。」「無理です。」と言う事が出来ず、時々一杯になり余裕なさそうに仕事をしている時もありますが、ベルゼの受付と事務接客、仕出しの受け付け準備、沢山の業務をこなすフロントの仕事を1年目にしては、本当に良くやっていると感心します。

私が1年目だった頃は、ドコまで出来ていただろ~??
私も1年目に沢山失敗したな~
私も1年目過ぎて、スランプに陥ったな~!

今年は新入社員が3名フジマグループの仲間に加わりました。当然、本人は一生懸命に努力をします、でも不安だらけの社会人1年生には周囲のサポートも必要で、本当に有難いものです。
新たに新人さんを迎える店舗の皆さん!優しく・厳しく・大切にですね。

2015.05.14

vol.1148 「お見送り」

Vol.1148 「お見送り」
本社 田村 賢治

先日、柳井市倫理法人会主催の「倫理経営講演会」が4月14日に開催につき、昨年入会された企業様に、出席のお願いにお伺いした時の事です。
社長はお留守でしたが、初めてお伺いしたにも関わらず、70歳過ぎの会長が快くお願いを聞いていただきました。いざ帰ろうとして、二階から降りようとしたら小雨が降ってきました。ご年配の大変お洒落でセンスのよい女性が、わざわざ一階まで降りて、しかも私の乗ってきた自動車のドアまで傘をさして見送っていただきました。
アポもとらず一方的にお願いにお伺いしたにも関わらず、そこまでしていただき心から恐縮して頭が下がりました。 今月の一番気持ちのよい、又、印象に残っている一日でしたので、「今日の花一輪」としました。(後日分かったのですが、その方は会長の奥様でした)

『やれなかった!』
『やらなかった!』
『どっちかな?』
『その時、自分ならばどうする!』
-相田 みつをー

2015.05.07