カテゴリー別アーカイブ: 花一輪‐vol.1131~1140

vol.1140 「お客様に支えられて」

vol.1140 「お客様に支えられて」
のん太鮨防府店 寺田 雄太

私が入社して間もない時に接客させていただいたお客様が、今もずっと常連様となって店にお越しいただいています。そのお客様は4名様でいらっしゃいます。ご夫婦とお友達が2名で、いつも決まったメンバーです。

4年ぐらい前、私が「お近くですか?」と尋ねると、ご主人様が「下関から来ているんだよ。友達が周南にいるから一緒に防府まで鮨を食べに来ている。」とおっしゃっていました。その頃からお客様との距離が一気に縮まりました。下関から月に1回は必ず来られ、多い時は2回ご来店されます。私がのん太鮨山口店に異動になった時も、わざわざ山口店まで来ていただきました。

1月に食中毒を出してしまい、お客様には本当に迷惑を掛けてしまいました。営業自粛と保険所からの営業停止処分で、約1週間お店を閉めました。感染してしまった多くの常連様から「大変やったのう!」「私達は来るから大丈夫!」「頑張ってね!」などの励ましの言葉をいただきました。下関の常連様も同様、営業再開し半月程した時にご来店され、ご主人様からは「休業中に2回も来たぞ!」奥様からは「もう閉まってしまうか心配だったわ。」お友達の方は「今日はお話できて、お鮨が美味しい!」帰り際にご主人様に「今日はありがとうございました。」とお伝えすると「わしが運転できるまでここに通う!」と言っていただき、本当に感謝の気持ちで一杯になりました。

≪のん太鮨はお客様に支えられている≫と言う事を改めて実感しました。
お客様の期待を裏切らない!最高にいい瀬戸内の美味い鮨を提供する!肝に銘じ社員一丸となって新生防府店を盛り上げていきます。

vol.1139 「綺麗な商品をお客様に」

vol.1139 「綺麗な商品をお客様に」
八丁櫓 中村 英太郎

ある日曜日、家族連れのおばあちゃんが、上にぎり御膳を注文されましたが、料理が席に着いた途端、娘さんが「お鮨を半分に切って下さい。」との事。「ネタが大きく、おばあちゃんが噛み切れない」とおっしゃいました。調理場に「半分に切って下さい。」と伝えたところ、沖君が「ハイ!」と返事をしてくれました。それから時間が経ち…そろそろかな…そろそろかなと…そして鈍い声で沖君が「お願いします!」と出されたお鮨は、見事に半分の大きさで、しかも綺麗に握り返してくれていました。

そのお鮨におばあちゃんは大変喜んで下さいました。お帰りの時には、娘さんが「半分のお鮨を握って下さってありがとうございました。」とお礼を言われました。 鮨を半分に切るのではなく、もう一手間かけて握ってもらい、これも山本調理長を始め調理場の皆さんの≪綺麗な商品をお客様に≫との対応の結果だと思います。そしてそのことによって私たちホールスタッフは、お客様と会話が弾むんですよね!

お年を召された方への配慮はこれから重要になると思います。色々試行錯誤を重ねサービスの向上に努めます

vol.1138 「物への感謝の気持ちを忘れずに」

vol.1138 「物への感謝の気持ちを忘れずに」
本社 高瀬 英里

定期掃除の日の朝、出勤してくるとなにやら掃除機の吸い取りの音が大きく響いておりました。部屋に入るとエアコンのフタが開いており、木村さんがエアコンのフィルターの掃除をしてくれていることを聞きました。掃除をしている木村さんのところへ行くと、何年分の埃がたまり雪のように積もっていてビックリしました。

自分のいる部屋のエアコンのフィルターを掃除したから、ついでに私たちのいる部屋のフィルターも一緒にとのことで、私が「やりましょうか?」と聞いたら、「自分がするからいいよ!」と気持ちよく答え、一枚一枚丁寧にその埃を取り除き掃除してくれました。

率先して行動してくれた木村さんに頭が下がります。とても助かりました。おかげで暖房の効きがよくなって部屋が暖かくなりました。その分電気代の節約にもなり、普段からこまめに掃除をして大切に使わないといけないなという気持ちになりました。

そして、近頃はどんどん性能の良い新しい電化製品や省エネの家電が出てくる中、古いものでも気持ちを込めて扱えば長く使うことが出来ます。
普段使っている物に対して、”ありがとう”という感謝を忘れてはいけないなと感じました。

2015.04.19

vol.1137 「バースデーハガキでつながった絆」

vol.1137 「バースデーハガキでつながった絆」
さざん亭徳山店 原田 幸恵

さざん亭では、お子様のバースデー企画として、バースデーハガキにぬり絵を書いていただき、お誕生日の1週間前に投函しています。徳山店の担当は私です。今週分もいつも通りポストに投函しました。

翌日の19時頃「私、徳山郵便局の佐藤と申しますが、さざん亭さんが出されたおハガキが、3月3日に投函と書いてあるのですが、2月3日投函葉書とお間違えなのでは?」とお電話をいただきました。確認すると、2月3日に投函するハガキが残っており、3月3日投函分のハガキがありませんでした。郵便局の方が「おハガキは預かっておきますので、後日引き取りに来てくださいますか?」と言って下さいました。私は「ありがとうございます。必ず伺います。」とお礼を言い電話を切りました。

私が起こしたミスに気づき、心のこもった気持ちのよい対応をして下さった佐藤様に感謝の気持ちでいっぱいになりました。その感じた気持ちをお客様にも感じていただけるよう、今度は私自身が心のこもった接客を心がけ、後輩たちにも伝えていきます。

2015.04.10

vol.1136 「お客様から社員へ チームワークが作る美味しいお寿司」

vol.1136 「お客様から社員へ~チームワークが作る美味しいお寿司」
のん太鮨下松店 赤田 礼仁

私は今25歳です。小学校5年生の時から家族5人でのん太鮨下松店にお寿司を食べに行っていました。お寿司を握っている人に大きな声で一つ一つ注文して、それを正確にかつ迅速に握っている店員さんを見て“かっこいいな!”と素直に思っていました。「どんなふうに握っているのだろう?」「どんなふうにお仕事をされているのだろう?」と観察しながら食べていたのを覚えています

そんな私は、高校は工業高校、大学は農業大学、最初の就職先はイチゴ農園、次の就職先は工事現場への営業と、自分のやってみたい事ばかりを今まででしていました。アルバイトも多種多様に経験し“自分が楽しかったと思う職に就きたい!”“いい加減身を固めなければ”と思って仕事を探していたところ、なんとあののんた鮨が求人を出しているではありませんか。“昔憧れていた仕事につける且つ飲食接客は嫌いじゃない!”と思った私はすぐに電話をして面接を受けました。そして晴れてのんた鮨下松店で働くことになり、現時点で働いて1ヶ月と半月が経ちます。

社員になって気づいたことは、お客様が食べるお寿司・お料理へのお店側からの気遣いやそれに伴う社員一人一人の思いや働きを実感しました。握り場の人は目の前にお客様がおられる中、メインとなるお寿司を握り、お客様の注文を聞き、注文のお寿司を握り、注文を軍艦さんまたはホールさんに通し、お客様が美味しくお寿司を食べられるように動いています。ホールさんはお客様の注文を配膳し、また握り場に通し、お客様が帰られると席を片付けキレイにして次のお客様をお通しし、レジを打ちソフトクリームを作りお酒を運び等々、毎日バタバタしている姿を見ます。軍艦さんは握り場の注文通りに軍艦、巻物を作り、揚げ物お汁さんに注文をして、洗い物もして卵を焼き、次の日の仕込みをしています。“魚をさばく人、シャリを炊く人、特急をする人、お皿を洗う人など、どれか一つでも欠けたらダメなんだな”と社員になって初めて気づきました。“その一人一人の働きがあるから、お客様が美味しいお寿司・お料理が食べられていたんだな”と改めて知りました。

入社して、驚きと感動と楽しさと忙しさと、1ヶ月半なりに体で感じ思ったことをそのまま書きました。まだまだ半人前の半分の半分の半分の….といった私ですが、仕事を早く覚え、戦力の一員としてやれるように頑張りますので、皆さんこれからもよろしくお願いします。

2015.04.06

vol.1135 「お客様の顔色や体調を感じ取る心配り~F社長の感激」

vol.1135 「お客様の顔色や体調を感じ取る心配り~F社長の感激」
ベルゼ 川嵜 真希子

ある団体のOBの方々の宴会がありました。その宴会にご出席のF印刷会社の社長様が、一人のサービス係を探されました。

背の高い女性…名前が分からないので…彼女の名前は、国重幸子さんでした。ベルゼのサービス係の中でも一番身長が高い方です。その宴会のサービス係りとしては、シフトに入っていませんでしたが、一心の客入りが(残念な事に)悪かった為、急遽宴会の応援に入ってくれました。 「彼女!・彼女!間違い無い。」感激の表情で、お礼を言われました。「川嵜副支配人に伝えて~!」と藤麻社長からの伝言を、宴会場のバックヤードで聞きました。

実はF社長、前回出席された宴会の日、高熱ですごく体調が悪かったとの事。翌日から1週間近くお休みをされたらしいのです。(インフルエンザだった様です)しかし、その宴会が祝賀会だったので、無理をおして出席をされたのでした。サービス係のベルゼさん達より「F社長が今日は体調が悪そうで…。いつものお好みのドリンクを一切飲まれず、冷たい水・ホットウイスキー・生姜汁を作ってお出ししたり、おしぼりの交換を頻繁にしました。」との報告を受けていました。その日は二次会にも行かれず帰られました。

後日、藤麻社長が魚好人でご一緒になられた際、「祝賀会に出席した時、背の高い女性が凄く親身に世話をしてくれてお世話になったので、お礼が言いたい。」とおっしゃられていたそうです。

料理やドリンクの提供だけでなく、お客様の顔色や体調を感じ取り、“どうしたら、快適に過ごしていただけるか?”を自分達で考え、行動してくれる素晴らしい、サービス係に感謝の気持ちと誇らしさで笑顔になりました。 ありがとう!みんな!

2015.03.29

vol.1133 「八丁櫓&のん太鮨の夢のコラボ」

vol.1133 八丁櫓&のん太鮨の夢のコラボ
八丁櫓 中村 英太郎

先日、80名様の新年会の予約をいただきました。80名様の席は八丁櫓の1階席がすべて埋まる大人数です。その日のディナータイムは貸しきりとなりました。

予約の話を持ちかけて下さった時、すでに清水MGと山本調理長との間で、お鮨はのん太鮨と決まっていました。日が迫ってくるにつれて、山本調理長の豪華な献立が完成、森永店長はホールの食器の手配・人員配置などなど、そして山崎さんは本丸に東洋美人に雁木と欠かせないお酒の注文、みんな抜かりなく手配完了。むつみ工藝の村上さんも3日前に備品を無理に注文したにもかかわらず「間に合わす!」の一言で見事当日までに納品。

そしていよいよ当日、清水MGとのん太鮨下松店から石田店長・赤田さんとお勧めの魚さん(ネタ)が来てくださり、八丁櫓のカウンターに立ちののん太鮨をオープン。やっぱり清水MGはデカカッタ!
乾杯をしていよいよスタート。コース料理はさておき、皆様ど~んとカウンター前に大行列。これはさすがにみんなびっくり。そりゃ~も~握りに追われっぱなし!まさかの展開でしたが、3人のチームワークで無事乗り切りました。清水MGの巧みな接客握り・包丁使い、石田店長の握り、赤田さんの炙りに、みんな虜になっていました。

ここで花一輪!当日幹事さんの声が通らないことを予測し、天の声のお告げを受けた森永店長はマイクをどこかで借りてきていました。さすが素晴らしい!お・も・て・な・し。当店自慢の接客人員も、華麗なステップで各担当席を満面の笑顔で接客。7名で何とか無事に大きな事故もなく終了。皆さん本当に大満足されていました。のん太鮨と合同でのおもてなしは、すごくいい経験になりました。清水MG、石田店長、赤田さんお疲れ様でした。みなさんにエネルギーを分けていただきました。
2015.2.17

vol.1132 「ラストスパート 」

vol.1132 ラストスパート
のん太鮨山口店 吉村 功

毎年春になると、のん太鮨山口店では学生アルバイト達の卒業シーズンとなります。今年もM田君、M上君、F川君の今まで主力となって働いてくれた三名が、もうすぐのん太鮨山口店を巣立っていきます。
今回の年末年始は、卒業を控えたこの三人にとっては過去の年末年始と比べて思い入れがあったことでしょう。先輩の三人が中心となって、年末年始を初めて経験する新人の多かった営業を、問題なくこなしてくれました。そのおかげもあり、のん太鮨山口店では、実に6年ぶりとなる3日連続の大入り達成出来ました。
この三人が社会に旅立ち、のん太鮨山口店で培ったものを何らかの形で活かしてくれ、そしていつかのん太鮨山口店で働いていて良かったと思ってもらえる日が来れば、これほど店長冥利に尽きる事はないと思います。三人共、あと少しの期間だけど、ラストスパートで顔晴れ!
私も早いもので、今年で30代最後の一年を迎えましたが、まだまだ若い者達には負けずに顔晴っていきます。
2015.1.19

vol.1131 「年始早々のお年玉」

vol.1131 年始早々のお年玉
のん太鮨マネージャー 清水 猛之

2015年の新年を迎えた4日の日曜日の昼頃に、のん太鮨下松店の脇本副長から電話がありました。少し風邪の引き始めっぽい声でした。「MG、昨年のお正月にお持ち帰りのお客様で、醤油とガリを入れ忘れて、私が家まで持って行って謝ったお客さん覚えています?」との質問。そのお客様から1年ぶりにご注文をいただき、寿司を取りに来られた様です。
そこで脇本副長が勇気を持って一歩前進しちゃいました。「昨年ご注文頂いた時、醤油とガリを入れ忘れて申し訳ありませんでした。」と、お客様に伝えるとお客様の顔がパッと明るくなり、「あらっ!覚えていてくれたの?・・・」それから話も盛り上がり「またちょくちょくお願いするわね!」と言われて軽い足取りで帰られた様です。その話を伝えている脇本副長も嬉しそうで、こちらも年始早々お年玉をもらった気分になりました。
私は接客は時には少しの“勇気”が必要な時があると考えています。今回のようにクレームの方達に接する際はなおさらです。言わなくても済む一言を、勇気をもって言えた脇本副長は偉いと思います。その行動こそがフジマらしいスタンスだと思い反省もさせられました。
3月にのん太鮨としては5号店、広島進出2号店が開店します。石田店長が加入して以来、のん太鮨下松店は1号店としての更なる輝きを放ち始めています。
全店がそれぞれの責任をいつも意識・行動し、のん太鮨としてのチームワークを広げていきます。
脇本副長、ありがとう!・・・しかし今年は少しおやつを減らしなさい。
2015.1.12