vol.1034 「『自分やる表』自分が変わると・・・」 2010.3.17
さざん亭岩国店 本多 邦光
第1回目の『自分やる表』の『月間MVPキラリ賞』に、我が店舗の土肥千代子さんが選ばれました。土肥さんは手の空いた時間は常にホールのテーブルやソファーのクリンネスを毎日コツコツと実施して、従業員全員に良い影響を与え、そのおかげでみんながクリンネスに力を入れてくれるようになり、店が見違える程綺麗になりました。私は一番の功労者として土肥さんをキラリ賞に推薦し、会社全体でも評価され、月間MVPという輝かしい賞をいただきました。後日朝礼で土肥さんに表彰文を読み上げ、賞状を渡し、みんなが土肥さんに拍手をしている姿を見て、私は全身に鳥肌が立つくらいの感動をしました。
今までの私は社員さん・パートさん達に対して、自分の思いや考えを伝える事が出来ず、信頼関係を築く事も出来ていませんでした。自分では必死で伝えているつもりでも、従業員には伝わらない苛立ちで、いつも感情的になって、人間関係で失敗してきました。
毎月盛矢先生の勉強会をさせていただいて2年半が過ぎましたが、最初の頃は盛矢先生に対し反抗的な態度をとり、自分の短所を直す事がなかなかできませんでした。その度に有吉マネージャーに、数多くのアドバイスやフォローをしていただきましたが、全く変わらない自分が嫌になり、何度か辞表を書いた事もありました。そんな自分に対しても見放さずに、盛矢先生そして有吉マネージャーに色々なアドバイスや助言を沢山いただき、少しずつではありますが、自分を変える事が出来てきました。ありがとうございました。
自分が変わる事が出来たから、土肥さんに気持ちが伝わり、店が少しずつ変わって、社員さん・パートさん達が協力してくれるようになってきました。そんな中で、土肥さんが月間MVPに選ばれた事で“自分が変わる事で、店もこんなにも変わるんだ。”という事を実践で学ぶ事ができました。この何年もの間、盛矢先生や有吉マネージャー、さざん亭岩国店の社員・パートのみなさん、そして鶴崎部長にも、色々と迷惑をかけ、すみませんでした。月間MVPに土肥さんを推薦していただいた社長、本当にありがとうございました。この賞をいただく事により、自分の自信に繋がりました。これからも自分を変えながら、店長として成長していきます。
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vol.1033 「花一輪ベストセレクション100のお礼状」
vol.1033 「花一輪ベストセレクション100のお礼状」 2010.3.6
メールやお手紙で感動とお礼の言葉をたくさんいただきました
※ご芳名を掲載させていただきましたが、差し支えがありましたら
お手数ですが弊社までおしらせくださいませ。
【デザイナー イスケ・インク 大久保 學 様】
『感動の花一輪』これはすごい!サービス産業にとどまらない全ての商い、
そして働く姿勢についてのヒントが詰まっています。脱帽です!
【元トレ 竹内 千恵子 様】
昨夜一晩で100話全部読みました。1000話の中からよく選べたなぁ~と、感心しました。確かにベストセレクション!(自分のも入っていて恐縮しましたけど・・)あの頃、原稿が無くなってきたら、宇部店 防府店、岩国店あたりが協力的だったことなど楽しく思い出しましたよ。おかげさまで、本当に幸せなフジマ人生を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
社長の想いのこもった花一輪ベストセレクション100。確かに、これからのフジマの『職場の教養』になりますね。
社長のパワー全開の輝く笑顔、眼に浮かびます。
長生きして待ってますから (次)も、何かで楽しませてください (笑)
【倫理研究所 和田 毅 先生】
いいですねー。ウルウルしながら拝読中です。社長の思いを皆で考えながら実行した結果を報告し合う。画一的なマニュアルでないサービス、また読んだ人(仲間の社員)が真似してみようと思ったり、自分の仕事に誇りや新たなを喜びを感じたりする内容ですね。まさにオリジナルな企業文化醸成法、否、方法や手段なんて言ったら失礼な気がしてきました。すばらしいです。だって感動、感激で読んでる人間が嬉しくなってきます。
世の中、暗いニュースばかりですが、心がホッコリと温もります。まだ、全部拝読してませんが、早く続きが読みたくなるような明るいニュースに久々に出会ったように思います。さすがは、ベストセレクション100です。
倫理法人会で学ぶ方々の事業体験報告もよいですが、社員さん方の生で身近なエピソードがとても共感できます。
これからは、「フジマグループの○○店で○年間勤務していました」が求人時のブランドになるかも知れませんね。こういう社員さんが欲しいとどの企業でも思っているでしょうから・・・。
このバックグランドには、1000回を越える、編集の努力やご苦労があるとのこと、取れ上げていただいている「職場の教養」もうかうかしていられません。頑張らないといけません。
【中谷ホールディングス㈱ 中谷 泰周 様】
先日は、わざわざ「花一輪」を送っていただきまして誠に有難うございました。まだ、全部は読み切れてはおりませんがすごく感動しております。私も飲食業を営むにあたってサービス業とは何かをこの時代だからこそもう一度見つめ直さねばならないと思っております。この「花一輪」の書籍が大変勉強になっております。有難うございます。
【香川県倫理法人会 津島 晃一 スーパーバイザー】
昨日「花一輪集」いただきました。ありがとうございます。早速読ませていただき深く感動しました。藤麻社長発案のマニュアルじゃない感動の体験集が素晴らしい社風づくりに大いに貢献していることでしょう。
読後、外食業の奥深さとサービスの難しさに唸るばかりで外食に進出した身の程知らずを恥じるばかりです。
しかし、始めた以上学ばねばなりません。是非これを教材にさせていただきたくお願いします。
【柳井県民局長 清水 貴充 様】
先日、商工会議所の下村専務さんを通じて、「感動の花一輪 ベストセレクション100」をいただき、ありがたく拝読いたしました。
感想を申し上げるのも僭越かと存じますが、社長さんのおもてなしを大切にされる気持ち、一生懸命それに応えようとされる社員の方々の気持ちが、読ませていただいている私にも伝わって、暖かい気持ちにさせられました。
特に、お客様に気持ちよく過ごしていただこうと、目につかないところでお店を磨いておられる社員の方など、純粋でひたむきな心使いを感じました。
とかく、公務員は住民の方々との対応が悪いとのご批判をいただくことがありますので、この本を職員みんなで読ませていただいております。
今後も、ご示唆に富んだエビソードを思い起こしながら、私どもの仕事が住民の方々へのサービス業であることを肝に銘じて、職員と一緒に取り組んでいきたいと思っております。どうもありがとうございました。
【大村印刷株式会社 大村 俊雄 様】
「感動の花一輪」ありがとうございます。御社のまじめさ、さわやかな社風が感じられます。うらやましい限りです。心よりご発展をお祈りたします。
【㈱ダスキンせらい 瀬来 清美 様】
「花一輪集」という素晴らしい本を頂き、ありがとうございます。すべてを読んでから礼状を・・・と思っていたのですが、内容の素晴らしさに感動し、じっくりと拝見させてもらうことにしました。従ってまだ全部を読んでいないのですが、とりあえず、お礼だけでもと思い、返信させて頂きました。実は、明日から私・宮崎を含め5名で、東京から岐阜をまわり、お手本とすべき会社を見学することになっているのですが、こんなに身近に驚くべきお手本があったのかと苦笑いしているところです。又、お会いする時に御指導を賜りたいと思います。ありがとうございました。
【㈱キャピタル東洋本店 高橋 甫 様】
ご縁頂きありがとうございます。「花一輪運動」送って頂き感謝致します。すごい事です。自社では考えられない事ですが、何かチャンスを頂いたと思ってます。今後必要な事、始めたいです。いつか出来れば・・・?ご好意ありがたいかぎりです。これからも宜しくお願い致します。ありがとうございました。
【元社員 森田 耕一 様】
「花一輪」ありがとうございました。これこそ企業家「藤麻一三思想」です。これからが大変ですが健康第一です。ありがとうございました。
【㈱ワールドフーズ 秋山 兄次郎 様】
先日は「感動の花一輪」を送って下さり誠にありがとうございました。親子で読ませてもらいました。「愛」を感じ感動しました。今後共、よろしくお願い致します。
【㈱ヤナギヤ 藤本 哲憲 様】
いつもお世話になります。また過日は、「感動の花一輪、ベストセレクション100」を送っていただき、ありがとうございました。家人や子供達もこの冊子を読んでおりましたが、「ここまで考えて仕事をする人達がいるのか」と感動しておりました。さざん亭のファンが確実に増えていると思います。
【大島商船高等専門学校 田口 由香 先生】
この度は、「感動の花一輪」をご恵贈くださりありがとうございました。みなさんの心温かい取り組みを読ませていただき、大変勉強になりました。教育現場にも活かしていきたいと考えております。
vol.1032 「ご意見ハガキ・感動の抜粋編」
vol.1032 「ご意見ハガキ・感動の抜粋編」 2010.1.6
天気が良いので岩国城にと出掛ける途中、貴店にて昼食を取りました。その時客席は満席の為、待合室で数組のお客様と順番を待っていた時、男性の社員さんが早めのオーダーをとの事。時間的に大変助かりました。その対応に感謝と当日は全店禁煙の実施により料理も美味しくいただき、快適な一日でした。
時節柄、皆様には典々と御身体自愛の程念じています。
さざん亭岩国店 N様
こないだうかがって味が美味しいのはいつもですが、定員さんたちの親切さが心にしみました。すごくどの方も感じがよかったです。すぐまた行きたくなりました。メニューもたくさんあって迷いました。スタッフのみなさんガンバって下さい。又近く寄らせていただきます。ありがとうございました。
さざん亭徳山店 T様
今日も雪 積雪の中、帰りは私の運転。お父さんさざん亭やめとこ!!と私が言うと、「アホ行くんや。お前の誕生日やんか。行かな縁起悪いぞ!!」と主人が言い切りさざん定食を頂きました。主人は熱かん2合を飲み誕生日おめでとう・・・の挨拶なくうまい 一回も多く祝ってもらいたい67才です。ごちそう様。
さざん亭三次店 O様
久方振りに柳井店に参り昼食をさせてもらいました。釜飯を注文に随分時間がかかると思っていましたが、案外と早く出来ました。味・ボリューム大したものです。おいしかったです。価格も安いのに割引いてもらい有難うございます。何時も専ら接客態度その他言うことはありません。有難うございました。
さざん亭柳井店 T様
社長様 ご無沙汰致しております。久しぶりにお葉書を出させて頂きますが、お元気でお過しの事と存知ます。世の中、不景気で外食産業も大変だとは思いますが、貴社では社長様のご指導が隅々まで行き届いている事が良く判ります。本日も当方が食事させて頂いているうちに満席となり嬉しくなって参りました。これからも益々のご発展を心よりお祈り致します。来年も良き年であります様祈念致します。
さざん亭宇部店 M様
近所に安いうどん屋さんが数件あります。安いし、すぐ食べることができるので家族でよく行きます。久しぶりにさざん亭に行きました。やはりここでもうどん付のメニューを注文しました。食べて思わず「うま!」と声を出してしまいました。近所の安いうどん屋さんとは味が全然違いました。これからもいつ行っても「おいしい」メニューをよろしくお願いします。
さざん亭防府店 N様
vol.1031 「こちらから」
vol.1031 「こちらから」 2009.11.22
代表取締役社長 藤麻 一三
私はハガキを書くのが大好きです。初めて名刺を交わした人には、必ず、「御縁を賜り、ありがとうございます」とハガキを出します。たとえ、講演会でスピーチさせていただいた後で、何十人もの方たちと名刺交換しても、必ずお礼状を書いています。
ところが、ちょっと怠けていると、こちらがハガキを書く前に、先方からのお礼状が先に届くことがあります。「しまった」と思います。別に「どっちが早いか」という競争をしているわけではありません。でも、何だか、相手よりも自分の方が、感謝の気持ちが薄いような気がしてしまうのです。詩人・坂村真民さんの「坂村真民一日一言」(致知出版社・刊)を読んでいて、こんな詩に出会いました。
「こちらから」
こちらからあたまをさげる
こちらからあいさつをする
こちらから手を合わせる
こちらから詫びる
こちらから声をかける
すべてこちらからすれば
争いもなくなごやかにゆく
こちらからおーいと呼べば
あちらからもおーいと応え
赤ん坊が泣けばお母さんが飛んでくる
すべて自然も人間も
そうできているのだ
仏さまへも
こちらから近づいてゆこう
どんなにか喜ばれることだろう
ある幼稚園に園長先生を訪ねた時のことです。園に入って、下駄箱のところでスリッパに替えます。そこに、園児たちがやってきました。その中の一人の男の子が、元気な声で言いました。「こんにちは!」やられました。五歳の子の方が「向こうから」先に挨拶したのです。挨拶するなら、「こちらから」謝るのも、「こちらから」何をするにも、「こちらから」男の子の笑顔を思い出すたび、恥ずかしくなります。
vol.1030 「問題解決は行動」
vol.1030 「問題解決は行動」 2009.11.22
代表取締役社長 藤麻 一三
猫が屋根の上に3匹います。そのうちの1匹が「よし、飛び降りるぞ!」と決めました。さて、屋根の上には何匹残っていますか。
答えは
3匹ですね。
いくら決断しても行動を起こさなかったら何も変わりません。皆さんは目標を持っていますか。それを紙に書いていますか。いくら目標を持っても、何もしなかったら屋根の上の3匹の猫です。まずは紙にその目標を書きましょう。そのことにより「行動」を起こしたことになります。
目標を持つ前には「夢」が必要です。大きな夢を持っていますか。その夢に日付をつけると目標に代わります。その夢を数値化すると目標に代わります。目標は段階を追って立てないといけません。目標があるから計画を立てます。この目標を達成するための行動計画です。夢があるから目標を設定できます。目標があるから行動計画が立てられます。計画があるから実際に行動できるのです。行動するから結果が出てきます。
その結果が良ければ自信がつきます。その結果が良くなければ反省し改善できます。いわゆる「Plan→Do→Check」です。
いずれにしても行動しないと何も生まれません。その根本は「夢」です。皆さん夢を持ちましょう。その夢に日付をつけましょう。その夢を数値化しましょう。
実はここがちょっと難しいのです。ちょっと説明しましょう。ダイエットするは夢です。これを目標にしますと「3ヶ月で3キロやせる。」となります。英語が上手になりたい。これは目標ではなく「夢」です。目標にしますと「1年後に英検2級に合格する。」となります。この目標を紙に書き計画を立てましょう。
夢は叶うためにあります。素晴らしい夢を持ちましょう。
vol.1029 「きちん10 ちゃん10」
vol.1029「きちん10 ちゃん10」 2009.11.19
代表取締役社長 藤麻 一三
友人から「年末の挨拶状」が届きました。愛知県で、居酒屋のチェーンを経営するジャパン興業株式会社の赤塚久男会長と、その息子さんの赤塚元気社長からです。この会社が展開する居酒屋「寅゛衛門」は、全国居酒屋甲子園のグランプリを獲得したことで知られています。
さて、その挨拶状には、「きちん10 ちゃん10」なる標語が書かれてありました。皆様の来年のご多幸をお祈りして、ここに紹介させていただきます。
良いお年をお迎えください。
Japan’s mot10
「きちん10 ちゃん10」
1 感謝はきちんと言葉で ちゃんと伝える
2 あいさつはきちんと先に ちゃんと目を見て
3 そうじはきちんと磨いて ちゃんと戻す
4 整理はきちんと分けて ちゃんと捨てる
5 整頓はきちんとしまって ちゃんと取り出す
6 スピードはきちんと正確 ちゃんと丁寧
7 報連相はきちんと伝えて ちゃんと確認
8 責任はきちんと果たして ちゃんと明確
9 借り物はきちんと返して ちゃんとお礼
10 物事はきちんと筋道 ちゃんと徹底
vol.1028 「人生について」
vol.1028 「人生について」 2009.11.16
代表取締役社長 藤麻 一三
皆さんに質問です。
人生は思い通りになりますか。それとも思い通りになりませんか。
私は思い通りになると信じています。その方が人生楽しいですよね。
ではどうしたら思い通りになるのでしょうか。
その方法は人生の最終ゴールを設定することから始まります。つまり「いつ(何歳で)死ぬか」です。そして「死因」は何でしょうか。ここからが大切です。大人として冷静に考えてください。死ぬ時に自分が自分に何と言いたいですか。周りの人はあなたに何と言っていますか。これが人生の大きな目標になります。
私は死ぬ時に「最高の人生やったな。素晴らしい妻と子ども達。仕事も思うように進み幼稚園も順調や。本当に皆さんのおかげや。感謝。感謝。」と言いたいです。また周りの人からは、私は先生ですからこう言って欲しいのです。「先生のおかげで素晴らしい人生になりました。先生の教えは本当に素晴らしいです。これからも多くの人に広めていきます。先生ゆっくり休んで下さい。ありがとうございました。」と。つまり感謝され感謝する人生を私は望んでいます。
人生は一日一日の積み重ねです。この一日が思うように進まないと人生は思うようになどなるわけがありません。私は寝る時に「最高の一日やな。感謝。感謝。」と思って寝ています。もう一つ、「今日は誰かに感謝されるようなことしたかな。」と振り返っています。ですから私の人生は確実に感謝し、感謝される人生になります。
では一日を思い通りに進めるにはどうしたらいいのでしょうか。まずは計画を立てましょう。一日の計画です。できるだけ細かく未来を予測して書くのです。頭の中で考えるだけではダメです。手帳に書かないといけません。その計画は前日までには出来上がっていないといけません。後はその計画通りに行動するだけです。
しかし、必ずしも計画通りに進むとは実際限りません。その時は即計画をその場で変更します。その時からまた予定通りにコトが進みます。一日が思った通りに進むのです。どうでしょうか。さらにこれが世のため人のため一生懸命に一日一日の実践を積み重ねていくと「人生は思った以上になる。」のです。どうですかこの言葉。素晴らしいとは思いませんか。
人生は思った以上の成果となるのです。それにはまず夢を持つことです。その夢を目標に変えましょう。計画を立てこつこつ実践を積み重ねましょう。必ず素晴らしい人生になります。人生は思った以上になります。
vol.1027 「本物とは?偽物とは?」
vol.1027 「本物とは?偽物とは?」 2009.11.8
代表取締役社長 藤麻 一三
本物とは何でしょうか。逆に偽物とは何でしょうか。
私は本物は飽きがこないと思っています。見れば見る程よくなっていく。使えば使う程味わいが出てくるというものです。逆に偽物はその瞬間はいいのですが、すぐに飽きられてしまいます。使えばすぐに傷んできます。
例えば店舗の改装です。見た目はいいのですが、安い素材を使って表面だけつくろっています。その時はきれいなのですが、すぐに飽きてしまうのです。すぐに痛んでくるのです。飽きられないためには質を高めることです。質(素材)を高めれば高めるほど味が出てきます。手入れをすればする程輝きを増すのです。物は質を上げると本物になります。
では本者と偽者はどうでしょうか。
やはり本者は付き合えば付き合う程その人の魅力が伝わってきます。その人と同じ時間と空間を共有したいと感じます。本者は人のお役に立ちます。噛めば噛むほど味が出てくるするめのようなものでしょうか。偽者はその場は楽しいかもしれませんが、付き合えば付き合う程ぼろが出てきます。ガムみたいなものです。最初はおいしいのですが、噛めば噛むほど味がなくなるのです。最後は捨てられてしまいます。さらに人に迷惑をかけます。人から搾取します。
本者は人に与えます。だから人のお役に立ち感謝されます。質を上げると本物になります。人間の「質」を上げるにはどうしたらいいのでしょうか。まさしくこれが「人間力」です。人間力アップこそ本者への道です。本者になるための準備をしましょう。自己を磨きましょう。
本者を目指して、夢を抱いてそれに向かって努力をしている人は素晴らしいですね。夢中で取り組んでいる人は素晴らしい。そんな人に触れると感動します。諦めずやり続けている人は素晴らしい。成功の秘訣は成功するまでやり続けることです。その取り組み(過程)が大切です。そしてその結果も大切です。本者は物心両面の成果を目指します。
皆さん本者ですか。厳し~い。
vol.1026 「今日は母の命日なんです」
vol.1026 「今日は母の命日なんです」 2009.11.2
さざん亭モール周南店 岡本 裕子
ある日の21時過ぎ、めがねをかけたおばさんが店に入って来られました。このお客様は3ヶ月から半月に1回くらいいつもこの時間に来られる方です。料理を頼み、ビールを飲みながら、たたずんでいるような、何か考え事をされているようでした。勝手な想像ですが、お父さんと喧嘩して憂さ晴らしに1人で飲みにきたのかな?と遠くから眺めながらそう思いました。私はパソコンで打つものがあったので事務所に行きました。
しばらくしてホールへ戻ると、その方がちょうどお帰りになるところでした。
「ここの人は若い人ばかりね。」と話しかけられたので「私こうみえて意外に歳とってますよ(笑)」「うふふ。そうなの?お昼の人も若い人ばかりなの?」と聞かれたので「はい、私より少し年上のお姉様方がたくさんおられます。」というと笑われていました。そのお客様が「今日はこんな遅くに来てごめんね。実は今日亡くなった母の命日なんです。母とよくここに食べに来てたから来たくなっちゃって・・・。」と言われました。「そうなんですかぁ。お母さんもきっと側におられたと思いますよ。」と言うと目をうるませて「ンもう!じゃあ、また来るわね。」と言って帰られました。
私はこのとき“お客様はそれぞれいろんな思いをもって店に来てくださるんだなぁ”とつくづく思いました。お友達と久しぶりに会ってワイワイ会話を楽しむ人、デートでさざん亭に来たカップル、母の命日に思い出に浸りたくて来る人・・・何も花一輪はできませんでしたがいろんなことを考えさせられました。それぞれのシーンにあわせてお客様に感動を与えられるような接客員になりたいです。
vol.1025 「1週間に1回のミーティング~社員成長の記録」
vol.1025「1週間に1回のミーティング~社員成長の記録」2009.11.2
さざん亭徳山店 石田 純司
入社して2年目の粟本純平君・竹重祐子さん。2人の成長が嬉しく思い、又自分自身の教育に対する考え方の変化も感じている最近です。今期の売上に関する方針の中に、『顔と名前の一致する顧客づくり』があります。具体的には、前期できなかった顧客づくりの再チャレンジで、1週間に1回のミーティングを柱にしています。
①個人レベルで取り組み、フレンドリーな対話。お客様の特徴をつかみ情報を残す。
②ミーティングにより、情報の共有化を図り顧客リストの作成
③個人的なお得意様からスタッフ共有の財産へ
以上の3つの狙いです。
すでにミーティングは13回を数えました。その中で、私は粟本君と竹重さんの成長にビックリさせられました。最初の間は、参加するだけで意見等はでてきませんでした。
しかし、ミーティングを通して少しずつですが、私自身の考えや粟本君・竹重さんに対する要望を伝えていくと、2人はそれに応えようとし、私にどうしたらお客様と上手くコミュニケーションが取れるのか?どうやったらお名前を聞くことが出来るのか?などなど、聞いてくるようになりました。
この事で私はすごく反省しました。今まで2人に「何をしなさい・こうしなさい」とか言っているつもりで、具体的には何も言えていなかったのではないだろうか?自分自身が何をさせるのか、何を求めているのかを具体的に考えていなかったのではないかと?
先日粟本君が、アイドルタイムによく来られる常連様にコーヒーのご注文を頂いた時です、『サービスで出してお名前を聞いて話しても良いですか?』と私に聞き行動してくれました。粟本君はおばちゃま達から人気で、直接私にお褒めの言葉を頂く事がよくあります。
竹重さんには、常連様のファンがつき店内に入るなり、「祐子ちゃんは居るかねぇ~」と竹重さんを目当てに来店してくださる原田様がいます。他にも数多くのファンをつかまえています。竹重さんは今では責任感も芽生え、色々な業務もこなしていくようになりました。そんな社員の成長は本当に嬉しいし誇りにも思えます。
又この陰には私をサポートしてくれている中村副長の存在があります。副長は2人の後輩の面倒をよく見てくれ、失敗談や経験談をよく話しています。副長の良さは、言われた事があると即行動です。私には無い良いものを持ち、持ち前の明るさで徳山店を盛り上げています。
ミーティングをすることで、粟本君・竹重さんを始めスタッフ全員がやるべき事が明確に判り始めた気がしています。また従業員のモチベーションアップやコミュニケーションにも繋がっています。私自身、教育『人を育てる』とはどういうことかを考える機会にもなりました。顧客リストと言う財産をもっともっと増やし、末永くお客様に愛される店、活気のある地域1番店を目指し、みんなで力をあわせ行動しようと改めて思いました。