vol.1059 「人間力~感動の花一輪ベストセレクション100のお礼」

vol.1059 「人間力」 2010.12.24
 K.T 様
 先日は『感動の花一輪・ベストセレクション100』をお送り頂きまして誠に有難う御座います。じっくりと噛み締めながら拝読させて頂きました。どのストーリーも倫理観に基くお話で勉強になりましたが、その中でも私なりに感銘を受けた所を何点かお伝えさせて頂けましたらと存じます。
 まずは、Vol,49の『ガストに負けてたまるか!』の中でパートさんを始め従業員の方々が自信とプライドを持ってさざん亭様で働いていらっしゃる事を感じ、御社の企業倫理の浸透性を強く教えて頂きました。自分の仕事に対する自信とプライドは顧客サービスにおいて絶対的に必要であることを再認識させて頂き、自分の仕事の中でも生かして参ります。
 Vol,51の『寄生虫“アニサキス”のクレームの教訓』の中で、クレームの対応の重要性を教えて頂きました。お客様に対して人間的な対応をすることにより、店員とお客様の域を超えた人間関係が構築できる事を学ばせて頂き、私も今まで以上に最善の方法を考え、行動して参ります。
 Vol,66の『やって良かった!やってて良かった!』では継続性と一貫性の重要性を痛感させられました。一貫性を持って継続していけば、周りの人の方が動いて頂ける事を改めて感じさせて頂きました。これからもより一層精進して参ります。
 Vol,99『これこそ仕事の喜び』では、クレームとミスの対応の仕方次第で、お客様に大きな感動を与える事が、仕事の喜び『歓働』であると言う事を教えて頂きました。『歓働』という言葉を初めて目にしましたが、まさに仕事の本質を表現する言葉であると思います。これからは私も『歓働』を味わい続ける仕事をしていきたいと思います。
 最後になりましたが、『感動の花一輪』で一番気付かせて頂きました事をここに記させて頂き御礼の言葉にかえさせて頂きたいと思います。私事ですが、倫理法人会に入会させて頂きました動機もそうなのですが、人間、一番大事なのはやはり『人間力』ではないかと言うことです。今までは、テクニカル的な研修や知識を学ぶ研修を中心に参加させて頂いておりました。しかしながら40歳を目前に自分を素直に見つめ直した時、今の若輩者の自分に一番足りないものは何かと考えたら、『人間力』である事に気付きました。
 今年に入り、ある人から紹介を頂きまして参加致しました強烈な研修が御座います。朝の9:00~夜中の26:00位までの、休憩が殆ど無い4泊5日の研修なのですが、そこで学ぶ事は、『人間のエゴとリーダーシップ』ついてです。藤麻様が最後に『家族的なぬくもりと厳しさのある職場』(「編集後記」より、下記参照)で書かれていらっしゃる最初のフレーズが、まさにそのものだと思いました。『感動の花一輪のメールの配信を編集が大変だから出来た時に送ろう・・・結局は私の怠慢でした。そんな気持ちが社員の皆さんにも通じたのでしょう。原稿が集まらなくなりました。これではいけないと思い、火曜日と金曜日の週2回の発行を義務付けました。おもしろい事に原稿がどんどん寄せられるようになりました。ものごとを変えるにはまず自分自身からですね。』というところに、人間として、また、リーダーとしての最大の強みを教えて頂けました。
 私を含めて人間(凡人)には出来そうで、中々出来ない事を藤麻様程の方が実践されていらっしゃる事は、人間としてのモデリング(模範)とさせて頂く非常に良い勉強となります。これから私も倫理を通じて『人間力』の勉強をさせて頂く所存で御座いますので、末永いご指導を頂けます様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。この度は良い勉強をさせて頂きまして本当に有難う御座います。
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「感動の花一輪ベストセレクション100」編集後記より
『家族的なぬくもりと厳しさのある職場』
  フジマグループ代表取締役社長 藤麻 一三
 「感動の花一輪」のメール通信を、当初は日を定めず行なっておりました。編集が大変だから出来た時に送ろう・・・結局は私の怠慢でした。そんな気持ちが社員の皆さんにも通じたのでしょう。原稿が集まらなくなりました。これではいけないと思い、火曜日・金曜日の週2回の発行を私自身に義務付けました。おもしろい事に原稿がどんどん寄せられるようになりました。ものごとを変えるにはまず自分自身からですね。
 まもなくフジマグループは創立60周年を迎えます。私たちの企業には特別なノウハウも技術もありません。初代父清一社長、二代目功社長と共に、親子兄弟そして社員一同、手を取り合って真摯に一生懸命仕事に取り組んだことが、フジマグループを今日まで導いた原動力です。『家族的なぬくもりと厳しさのある職場』これこそフジマグループの強みなのです。これからも社員が助け合い、協力して、みんなで頑張っていく社風を大切にして、『パワー全開!輝く笑顔』で企業経営に邁進します。
 10年間の『感動の花一輪』の発行、よく続いたものだと我ながら感心します。