vol.1025「1週間に1回のミーティング~社員成長の記録」2009.11.2
さざん亭徳山店 石田 純司
入社して2年目の粟本純平君・竹重祐子さん。2人の成長が嬉しく思い、又自分自身の教育に対する考え方の変化も感じている最近です。今期の売上に関する方針の中に、『顔と名前の一致する顧客づくり』があります。具体的には、前期できなかった顧客づくりの再チャレンジで、1週間に1回のミーティングを柱にしています。
①個人レベルで取り組み、フレンドリーな対話。お客様の特徴をつかみ情報を残す。
②ミーティングにより、情報の共有化を図り顧客リストの作成
③個人的なお得意様からスタッフ共有の財産へ
以上の3つの狙いです。
すでにミーティングは13回を数えました。その中で、私は粟本君と竹重さんの成長にビックリさせられました。最初の間は、参加するだけで意見等はでてきませんでした。
しかし、ミーティングを通して少しずつですが、私自身の考えや粟本君・竹重さんに対する要望を伝えていくと、2人はそれに応えようとし、私にどうしたらお客様と上手くコミュニケーションが取れるのか?どうやったらお名前を聞くことが出来るのか?などなど、聞いてくるようになりました。
この事で私はすごく反省しました。今まで2人に「何をしなさい・こうしなさい」とか言っているつもりで、具体的には何も言えていなかったのではないだろうか?自分自身が何をさせるのか、何を求めているのかを具体的に考えていなかったのではないかと?
先日粟本君が、アイドルタイムによく来られる常連様にコーヒーのご注文を頂いた時です、『サービスで出してお名前を聞いて話しても良いですか?』と私に聞き行動してくれました。粟本君はおばちゃま達から人気で、直接私にお褒めの言葉を頂く事がよくあります。
竹重さんには、常連様のファンがつき店内に入るなり、「祐子ちゃんは居るかねぇ~」と竹重さんを目当てに来店してくださる原田様がいます。他にも数多くのファンをつかまえています。竹重さんは今では責任感も芽生え、色々な業務もこなしていくようになりました。そんな社員の成長は本当に嬉しいし誇りにも思えます。
又この陰には私をサポートしてくれている中村副長の存在があります。副長は2人の後輩の面倒をよく見てくれ、失敗談や経験談をよく話しています。副長の良さは、言われた事があると即行動です。私には無い良いものを持ち、持ち前の明るさで徳山店を盛り上げています。
ミーティングをすることで、粟本君・竹重さんを始めスタッフ全員がやるべき事が明確に判り始めた気がしています。また従業員のモチベーションアップやコミュニケーションにも繋がっています。私自身、教育『人を育てる』とはどういうことかを考える機会にもなりました。顧客リストと言う財産をもっともっと増やし、末永くお客様に愛される店、活気のある地域1番店を目指し、みんなで力をあわせ行動しようと改めて思いました。