vol.1116 あなただったらどうする?~クレームの対処はこれでいいのでしょうか?
ベルゼ副支配人 川嵜 真希子
今月の理念研修(テーマ『クレーム処理の原則』)が各店で行われている最中ですが、先月、知人の美容院に行った時の事でした。
平日の昼下がりでお客様はおられませんでした。「店長!3種の○○の牛丼買ってきました!」とスタッフが戻って来ました。「でも~。今日はタバスコ1個しかくれませんでした。かなり粘ったんですけど無理でした。」…何の話やら?
知人の美容院の先生は、みるみるご機嫌斜めに。「こないだ買った時は6個くれたのに、スタッフによって違うってど〜ゆう事!」
事情を聞いてみると…辛い物が大好きな彼女は、前回購入の際はその旨を伝えて、商品に付属のタバスコを6個もらった。美味しかったので、今日はスタッフに頼んで買って来てもらった。そのスタッフも、前回の事も店側に伝え粘ったけど、結局1個しかもらえなかったとの事。
我慢ができず、レシートに印字されているお客様センター(大阪)に電話しました。
傍で聞いてみることに…店の所在地を聞かれ、ご意見内容を聞かれ、折り返しますとの事。でも、待てど暮らせど返事がありません。
自分の会社だったら?自分だったら?
色々思いを巡らせながら、時間が経過。なんと2時間超の驚きの遅さで返信の電話が掛かってきました。
以下コメントです。
「店舗に確認致しましたが、一応商品にはタバスコを1つずつお付けする様になっております。希に辛口のお客様がおられますので、2個までは大丈夫です。」
「又のご来店お待ちしております。」
何の解決でしょうか?お客様のご意見・気持ちを理解したコメントでしょうか?
さて、皆さんだったら、どんなコメントをお客様にするでしょう?
あまりにも時間が経ちすぎたうえに、あっけに取られるコメントに出食わし、良い勉強をさせてもらった一日の出来事でした。
2014.7.26