vol.1155 「ネタ切り超人」
のん太鮨下松店 石田 純司
のんた鮨下松店は、皆さんご承知の通り、顔はとっても強面なんですが(笑)、心はすごく優しく従業員想いの中内調理長が、男の背中を見せてくれています。
私が下松店に赴任して来て1年が経ちましたが、何せ下松店はバックヤード・厨房・店内はコンパクトで、日々物の置き場・厨房機器の配置等で苦難が生じます。でも中内調理長の素晴らしいアイデア・工夫で見事にその悩むところを改善してくれています。
ある日、「これ凄い考えで工夫していますね~。」とフジマックの清水さん(MGか?と思うくらい名前も一緒で背が高い)。清水さんの見ている先には、家庭用パラソル物干しに、シャリシートを干しているものがありました。それは紐でつるし、通行に邪魔な時は天井近くまで吊り上げられるよう、紐を引っ張ればスイスイと上がるよう工夫がしてあるのです。清水さんはそれを見て「達人ですね。勉強になります」と一言!確かに普通では思いつかない事です。それを難なく考え、そして実行に移す調理長がチョー凄い!まさに感動です。
先日もお店で使っている二層式の洗濯機が壊れ、仕方なく購入させていただきました。お店の裏に置くため、雨ざらしになるので壊れるのが早いのかと調理長と話していたら、すぐさま使わなくなったメタルラックに、ブルーシートを横と上に貼り付け、その中に洗濯機を収納し、雨よけを難なく作ったのです。本当に凄い!速攻で行動、ビックリします。
調理の面やお店の営業、そして今までの培った経験等々も、本当に日々私は勉強をさせていただいています。 調理長も今年65歳を迎えます。最近、体の調子も悪くなることもあり心配ですが、まだまだ私は習うことは山ほどあります。下松店の売り上げが好調なのも、調理長の魚を捌き美味しいネタにし、お客様に喜んでもらおうとする気持ち、そして従業員に対しての優しい思いやりがあるからこそだと思います。これからもまだまだお店を支えて頂かないと大変困ります。老体にムチ打ちながら、寝たきり老人ではなく、ネタ切り超人を継続してください!
各店にも色々な工夫をしてお店を下支えてくださる従業員さんが沢山いると思います。みんなどこかでお店の事を考え、お店の役に立ちたいと思っています。
私も素晴らしい従業員さんに感謝しながら、お店で明るく楽しくチーム一丸となって営業していきます。
2015.06.11