社長 藤麻一三のブログ

Archive for 9月 8th, 2010

「感動の花一輪ベストセレクション100」の話題が2ヶ月位前の「山口経済レポート」という情報誌に紹介されていました。

 

1ヶ月前位の日曜日、孫の誕生日祝いのハガキがさざん亭から届いたというので、さざん亭徳山店に行きました。店内は客が多く、名前を書くと、5組位待たなければなりません。カウンターのところにあるスポーツ新聞でも見ておこうと立ち上ると、そこに「感動の花一輪ベストセレクション100」という冊子が5~6冊置かれていました。山口経済レポートに記事が出ていたあの冊子だと思って、1冊手にとってパラパラとめくると面白そうなのです。社員さん1人が原稿用紙2~3枚分位の字数で書かれた1頁づつ、あるいは2頁にわたって載っています。面白そうな表題をめくって読むうちに5つ6つ読んでいたら、席に案内の名前を呼ばれました。食事がすんでお金を払うとき、「この本は1冊頂けるのはありませんか?」と尋ねたら、「これは店頭用ですからおわけできないのですが、どうもすみません」と丁重に謝られました。「いやぁ、構いません。また今度いつか柳井の方に行ったとき、本社に立ち寄らせて頂いて藤麻会長に貰いますから。」と私も丁重にお詫びしました。

 

翌日、柳井の藤麻会長から突然電話がありました。「三浦君、昨日はうちの徳山店に来てもらったとのことだが、有難うね。ところで、『感動の花一輪』は自宅に送らせてもらうからね。」いやぁ、びっくりしました。レジの人に私の名前は名乗ったわけではないのですが、そういえば2~3年前、同店に行ったとき、ちょうど店廻りで同店に来ておられた藤麻会長とバッタリ会ったとき、私が藤麻さんと親しそうに話していたのをそばにいて見ておられたのか、あるいは店頭にある受付名簿に書いた私の名前から本社に連絡されたのか、いずれにせよ、クイックレスレスポンスというか、あざやかな対応されたものと、同社の報連相の見事さに唯唯敬服しました。

 

次の日曜日にこの1冊全部読みました。いやぁ、面白かったの、何のって。笑いあり、涙あり、感動ありの100の話からなる実話集です。ちなみにフジマグループは正社員は120~130名ですが、パートさんを含めると全社5百数十名の会社だそうですが、サービス業であるが故の圧倒的にパートさんの多い会社の中で、これだけの長さ、これだけの内容のある文章が10年間で1000話も出てくるという、パートさんを含めて社員レベルが高いというか、企業風土がすばらしいと、感心した次第です。

 

1冊を読み進むうちに100話の中から「私のベストセレクション10」を作ろうと思い立ち、私の感動した頁に印をつけていきました。終わってみると15位に印をつけていました。

 

 スポーツ新聞            さざん亭三次店 三吉めぐみさん

  コーヒー1杯で積極的にフレンドリー さざん亭徳山店 粟本純平さん

 

この他に「一輪挿しの百合の話」や料理を40分待たされたといって料理があと3歩で届くという位置で、すくっと立ち上り、「もう二度と来るものか」と言って帰られたお客さんの「もう店に行くつもりないから」など、泣き笑いの話のつまった、フジマの企業風土の話は如何だったでしょうか。こういう企業風土があって藤麻さんが手紙の最後に「感謝」と書かれる意味がわかって、これ迄藤麻さんにあやかって単純に「感謝」と、私も手紙の最後に書かせてもらってきたのが恥ずかしくなってきましたが、そういう藤麻会長の感謝の思いがわかった上で、それに一歩でも近づくようにと思いながら、引続き使わせてもらおうと思います。

 

ちなみに私は徳山青年会議所に在籍中、柳井青年会議所におられた藤麻さんと知りあい、以来、今日迄30数年、「オーイ三浦君、柳井に来たときはいつでも寄れよ」と声をかけて頂きてきましたし、一方、私は藤麻さんの長男の現社長一三さんに、青年会議所の先輩として「オーイ、藤麻君」と親しく声をかけています。

VOL<1043> July 27, 2010